6月1日の日経平均株価は、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、2万7000円-2万7500円を想定。
NYダウ平均は222ドル安の32990ドルで取引を終えた。米国株安を受けて売りに押される展開を予想する。ただ、ダウ平均は序盤で400ドル超下げたところから値を戻しており、プラス圏に浮上する場面もあった。弱いながらも底堅さが見られたことから、大きく悲観に傾くほどにはならないと考える。
きのう5月31日の日経平均株価は、方向感に乏しいなか、3日ぶりに反落して取引を終了した。手がかり難のなか、現地1日には米5月ISM製造業景況指数の発表を控えることから、模様眺めムードが広がる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=128円台の半ば(5月31日は127円75-76銭)、ユーロ・円が1ユーロ=138円台の前半(同137円16-20銭)と円安方向に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比80円安の2万7180円だった。
【好材料銘柄】
■アドウェイズ <2489>
今期最終を36%上方修正、配当も1.97円増額。
■アマガサ <3070>
メタバース商品の研究開発や導入支援を手掛けるスタートアップ企業のメタフロンティアと業務提携。
■トリケミカル研究所 <4369>
2-4月期(1Q)経常は39%増益で着地。
■メルカリ <4385>
東証が6月7日付で東証プライムに市場変更する。
■ACCESS <4813>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.05%にあたる200万株(金額で16億円)を上限に自社株買いを実施する。また、2-4月期(1Q)経常は赤字縮小で着地。
■タカトリ <6338>
パワー半導体向けSiC材料切断加工装置の大口受注を獲得。受注金額は約80.4億円、売上計上予定は23年9月期および24年9月期上期。
■松屋アールアンドディ <7317>
オムロンヘルスケアとの資本業務提携を強化。オムロンヘルスケアは同社株式の発行済み株式数のうち9.48%を保有しているが、今後15%を超えない範囲で買い付けを行う予定。
■菱洋エレクトロ <8068>
2-4月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地。
■霞ヶ関キャピタル <3498>
三井物産デジタル・アセットマネジメントと、両社が組成する不動産ファンドに対する共同アセットマネジメントに関する基本合意書を締結し、共同で事業を推進する。
■フジミインコーポレーテッド <5384>
今期経常は9%増で4期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は15円増配へ。
■アンリツ <6754>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.7%にあたる500万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月1日から7月29日まで。また、6月30日付で247万8900株を消却する。
【主な経済指標・スケジュール】
1(水)
1-3月期法人企業統計(8:50)
5月新車販売台数(14:00)
5月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
伊藤園、内田洋
【海外】
中国5月財新製造業PMI(10:45)
ユーロ圏4月失業率(18:00)
5月ISM製造業景気指数(23:00)
ベージュブック
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
