反発スタート、米国株高を受け

【寄り付き概況】

3日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比246円74銭高の2万7660円62銭。取引時間中としては4月5日以来約2カ月ぶりの高値水準。
東証株価指数(TOPIX)は、11.51ポイント高の1937.90で始まった。
 
前日の米株式市場で、NYダウは435ドル高と3日ぶりに大幅に反発した。米ADP雇用統計は市場予想を下回り米金融引き締めへの警戒感が後退し、ハイテク株を中心に買いが流入した。米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場も値を上げて始まった。為替は1ドル=130円00銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、26業種が高く、値上がりは鉱業、精密、電気機器、機械など。値下がり上位は海運、ゴム製品など。
 
主要な半導体関連株で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.5%高と急伸しており、東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株への買いも旺盛となっている。
 
ファストリが2日発表した「ユニクロ」の5月の国内既存店売上高(直営店・EC含む)は前年同月比17.5%増だった。指数寄与度の大きい同社株は上昇で始まり、日経平均を90円程度押し上げる場面がある。
 
個別では、リクルートやエムスリーが買われている。資生堂やテルモ、安川電が高い。東ソーや郵船、住友電が下落している。

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