新興市場見通し

今週の新興市場では、日経平均が1000円近く上昇するなか個人投資家心理も改善し、マザーズ指数は週間ベースで反発した。
前の週末にかけてナスダック総合指数が大幅に3日続伸した流れを受けてマザーズ指数も週初から急伸。その後は米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言や米長期金利の上昇が重石となり、一進一退の展開が続いた。それでも週末3日は2日の米株市場でナスダックが大幅反発したことを追い風に米5月雇用統計前の買い戻しが進み、上伸。
なお、週間の騰落率は、日経平均が+3.66%であったのに対して、マザーズ指数は+3.90%、東証グロース市場指数は+3.63%だった。
 
来週の新興市場では、マザーズ指数の反動安が予想される。今週末に発表された米5月雇用統計では雇用者数の伸びが市場予想を大幅に上回り、FRBの金融引き締めが警戒されるなか、週末の米株市場ではナスダックが大きく反落した。このため、週明けから下落を強いられそうだ。

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