軟調展開か

6日の日経平均株価は反落後、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7500円-2万7900円を想定。
NYダウ平均は348ドル安の32899ドルで取引を終えた。米5月雇用統計では、非農業部門雇用者数が39万人増と、32~33万人程度の増加を見込んでいた市場予想を上回った。米国の金融引き締め強化が改めて意識され、長期金利は上昇し、株は下落する展開。金利に敏感なナスダックは2%を超える下落となった。
前週末3日に大幅反発した反動や、現地3日の米国株式が反落した動きなどから、売り優勢スタートとなりそう。
ただ、日経平均株価は、約2カ月ぶりに終値ベースで2万7700円台に乗せたことから、投資家心理の改善が期待され、下げ渋る場面もありそう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=130円台の後半(前週末3日は129円88-90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の前半(同139円70-74銭)と円安方向に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比215円安の2万7575円だった。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■日本駐車場開発 <2353>
8-4月期(3Q累計)経常が33%増益で着地・2-4月期も45%増益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.24%にあたる400万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■ソフトマックス <3671>
鹿児島県から医療情報システム導入に係る大口受注を獲得。受注金額は7億円、納期は22年12月~23年3月の予定。
 
■ケイブ <3760>
スマートフォンゲームの開発運営会社でらゲーの全株式を取得し子会社化する。
 
■東洋刃物 <5964>
フェローテックホールディングス <6890>がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2254円で3日終値を24.5%上回る水準。買い付け期間は6月6日から7月15日まで。
 
■大日光・エンジニアリング <6635>
東証が4日付で監理銘柄(確認中)の指定を解除。
 
■トミタ電機 <6898>
2-4月期(1Q)経常は10倍増益・上期計画を超過。
 
■アインホールディングス <9627>
今期経常は28%増で5期ぶり最高益、5円増配へ。
 
■ワールド <3612>
国内小売事業の5月既存店売上高は前年同月比51.1%増と3ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
■マルマエ <6264>
中期経営計画を策定。25年8月期に営業利益42億円(22年8月期計画は23億円)を目指す。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
 
6(月)
黒田日銀総裁講演
 
【海外】
アップルが開発者会議(WWDC)開催(オンライン、~6/10)
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次