値上がり優勢、投資家心理の安心感

東証グロース市場では、東証マザーズ指数、グロースCoreともに反発。東証マザーズ指数の終値は前日比17.80ポイント(2.69%)高い679.22だった。
前日7日の米株式市場のNYダウは続伸。小売銘柄を中心に業績の悪化を懸念する売りが波及した。ただ、長期金利が低下するとハイテク株を中心に買い戻され、午後は堅調に推移した。相対的な割高感が意識されやすいグロース(成長)株を中心に買いが優勢となった。
米長期金利が3%を下回ったことで米グロース株に見直し買いが入り、国内の投資家心理の安心感につながった。
 
フリー、Appierが上げた。主力銘柄のフロンテオも買われた。一方、JTOWERやリボミックは下げた。
値上がり銘柄数320、値下がり銘柄数118と、値上がりが優勢だった。
 
きょう東証グロース市場に上場したエニーカラーは、買い気配のまま終え、売買が成立しなかった。気配値を公開価格(1530円)の2.3倍にあたる3520円まで切り上げた。
 
個別では、トラース・オン・プロダクト、KIYOラーニングがストップ高。Delta-Fly Pharmaは一時ストップ高と値を飛ばした。シリコンスタジオ、エルテス、UUUM、キャンバス、イードなど11銘柄は年初来高値を更新。ENECHANGE、フォースタートアップス、ワンダープラネット、Appier Group、ユーザベースが買われた。
 
一方、SBIインシュアランスグループ、いつも、イメージ・マジック、リニューアブル・ジャパンが年初来安値を更新。スポーツフィールド、ジェイック、リボミック、ランサーズ、東京通信が売られた。
 

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