3月31日の日経平均株価は、前日比205円82銭安の2万7821円43銭と大幅に続落して取引を終えた。朝方から売りが先行。一時プラス転換する場面もみられたが、積極的な買いはみられず、終始、上値の重い展開だった。
日経平均は先週の高値2万8338円(3/25)を今週は一度も上回ることができておらず、頭打ち感がでてきている。また、先週末の終値は2万8149円(3/25、本日の終値は2万7821円)で、週間上昇のハードルも高くなった。足元では原油価格や為替が不安定となっているほか、新型コロナの感染被害も再び拡大しそうな状況となっており、あすは週末を前に様子見姿勢が強まりそうだ。
4月1日の日経平均株価は、落ち着きどころ探る展開か。手掛かり材料難の中、日経平均株価は引き続き、欧米株式の動きに左右されそう。
200日移動平均線(3月31日時点で2万8255円)が上値を抑える格好にある中、週末要因も重なり、上値が重くなる場面もありそう。市場では、4日付で日経平均の採用銘柄の入れ替え(オリックス <8591> を採用、新生銀行 <8303> を除外)があるため、1日の終値での売買が見込まれるほか、現地1日に発表される米3月雇用統計も控えることから「手控えムードが広がりそうだ」との声が聞かれた。
■サポート&レジスタンス(現物指数)
日経平均
レジスタンス
28380.77円 52週線
28255.11円 200日線
28101.68円 高値
28038.96円 5日線
28024.82円 26週線
27873.01円 100日線
27821.43円 終値
サポート
27809.97円 寄付
27763.96円 安値
27716.34円 一目均衡表先行スパン2
27678.33円 ボリンジャーバンド25日+1σ
27474.31円 75日線
ローソク足は寄り引けほぼ同値の小陰線。長い上ヒゲと極端に短い下ヒゲを伴って「卒塔婆」に似た形状を描き、終値が下向きの5日移動平均線を連日で下回ったこともあり、上値での売り圧力の強さを窺わせた。反面、25日線との乖離率は4.78%と買われ過ぎラインの5%を下回って過熱感解消を示唆。三役好転中の一目均衡表では転換線が上向きをキープしており、買い意欲も根強いとみられ、足元の強弱感対立が窺える。
TOPIX
レジスタンス
1959.63p 26週線
1956.94p 52週線
1954.33p ボリンジャーバンド25日+1σ
1952.96p 寄付
1950.41p 100日線
1946.40p 安値
1946.40p 終値
サポート
1945.65p 一目均衡表転換線
1938.63p 一目均衡表先行スパン2
1931.57p 75日線
1919.48p 一目均衡表先行スパン1
1919.44p 13週線
1907.23p 週足一目均衡表の基準線
