5日続伸、値上がり優勢、資金が流入

東証マザーズ指数は5日続伸した。終値は前週末比26.97ポイント(3.40%)高の820.17だった。2月2日以来およそ2カ月ぶりに終値で節目の800を回復した。旧マザーズ銘柄を中心にグロース市場の銘柄には値幅を求めた資金が向かった。マザーズ指数は3.4%高と大きく上昇し、高値引けとなった。
東証プライム市場の主力株の方向感が乏しかったため、値動きの良い新興株の一角に資金が流入した。東証グロース市場では、グロースCoreは1035.12と上伸して終了。ビジョナル、メルカリ、フリーが上げた。一方、ヘリオス、ITbook、カイゼンが下げた。
 
3月半ばの米連邦公開市場委員会(FOMC)後、米国の金融政策をめぐる不透明感が落ち着き、株式市場にも資金が入りやすくなる中、マザーズ銘柄は年初からの下落幅が大きかった分、より買われやすくなっている。中でも「成長株は金利の動きに敏感で買われがち」という。
値上がり銘柄数355、値下がり銘柄数97と、値上がりが優勢だった。
 
きょう東証グロース市場に上場したセカンドXは初値が付かなかった。気配値を公開価格(1390円)の2.3倍となる3200円に切り上げて、取引を終えた。
 
個別では、ケアネット、ヘッドウォータース、True Data、ランサーズ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンなど7銘柄がストップ高。地域新聞社、エコモット、i-plug、フェニックスバイオ、スリー・ディー・マトリックスは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイフロンティア、海帆、サンワカンパニー、ジェネレーションパス、G-FACTORYなど47銘柄は年初来高値を更新。ピアズ、GMO TECH、CS-C、コパ・コーポレーション、マクアケが買われた。
 
 一方、Kaizen Platformがストップ安。イオレ、ヘリオスは年初来安値を更新。エッジテクノロジー、エクスモーション、ITbookホールディングス、ログリー、Uniposが売られた。
 
 

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