11日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6800円-2万7100円を想定。
米国株はまちまち。NYダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落。ダウ平均は137ドル高の34721ドルで取引を終えた。
日経平均株価は前週末8日、上昇幅は縮小したものの3日ぶりに反発した。25日移動平均線(前週末8日は2万6777円)が下値支持線として意識されるなか、22年3月期の決算発表の本格化を前に、手がかり材料に乏しく、積極的に上値を追う動きは限られそうだ。
強弱感が定まらなそうな分、指標に対する一時的な反応は大きくなる可能性がある。ただ、上下どちらかに大きく振れた場合には、それを修正する動きも出てくると思われる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=124円台の前半(前週末8日は124円04-05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=135円台の半ば(同134円79-83銭)と、円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比50円安の2万6990円だった。
【好材料銘柄】
■BlueMeme <4069>
三井情報とローコード事業で資本業務提携。次世代型のアジャイル開発によるDX推進とIT人材育成で連携する。資本面では三井情報が同社株の議決権割合21.72%を取得し筆頭株主となる予定。
■安川電機 <6506>
今期最終は37%増で4期ぶり最高益、12円増配へ。
■サン電子 <6736>
前期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■カーブスホールディングス <7085>
上期経常は2.8倍増益で上振れ着地。
■ノダ <7879>
12-2月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。
■サカタのタネ <1377>
今期経常を一転2%増益に上方修正・最高益更新へ。
■三井松島ホールディングス <1518>
送電線用架線金具を製造販売する日本カタンホールディングスの株式を取得し子会社化する。
■キユーピー <2809>
12-2月期(1Q)経常は8%増益で着地。
■ファーストブラザーズ <3454>
12-2月期(1Q)経常は10倍増益で着地。
■ワキタ <8125>
今期経常は9%増益、2円増配へ。発行済み株式数(自社株を除く)の3.85%にあたる200万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施。また、25年2月期に営業利益80億円(22年2月期実績は55億円)を目指す中期経営計画を策定。
■ジャステック <9717>
12-2月期(1Q)経常は65%増益で着地。
■コックス <9876>
今期経常は黒字浮上へ。
【主な経済指標・スケジュール】
11(月)
3月工作機械受注(15:00)
地域経済報告(さくらレポート)
《決算発表》
コスモス薬品、ローソン、高島屋、ローツェ、ライフコーポ、Sansan、コーナン商事、技研製、タマホーム、アークランド、コジマ、ライク、北興化、進和、トランザクショ、カネ美食品、インタアクション
【海外】
中国3月消費者物価指数(10:30)
中国3月生産者物価指数(10:30)
米3年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
