「超克」
日経ヴェリタスの特集は「逆境ニッポン 超克の条件 積極果敢に堀深く 壁高く」。
逆境こそ攻めの投資。
2022年に大型投資が明らかになった主な企業。
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ソニーグループ <6758> [終値12195円]投資額4140億円 米ゲーム会社大手買収。ゲーム業界では大型買収相次ぐ
横浜ゴム <5101> [終値1648円]2672億円 スウェーデンの農機用タイヤ大手を買収。産業用タイヤ強化
日東電工 <6988> [終値8550円]804億円 栄製紙大手から紙おむつや生理用品の材料事業を買収。過去最大の買収案件。
信越化学 <4063> [終値17675円]800億円 電気自動車(EV)などに使う後期の云うシリコーンを増産。国内外の需要増に対応
三井ハイテック <6966> [終値11240円]3年で680億円 環境対応車の中核部品「モーターコア」などを増産
リンテック <7966> [終値2370円]190億円 スマホやEVの電気制御部品に使う、剥離フィルムの生産能力増強
大真空 <6962> [終値1064円]100億円 高速通信規格「5G」製品向けの水晶部品を増産
TDK <6762> [終値3970円]90億円 スマホの無線重電機器部品工場を秋田県に新設。7年ぶりの国内工場
株価反転銘柄研究に「攻め」の共通項
米利上げで業績相場シフト、成長株に見直し買い
株高企業の多くが今期増益予想
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フェローテック <6890> [終値2487円]株価上昇率 30.8% 2023年3月期予想増減益率 ▲33%
UACJ <5741> [終値2198円]25.4% ▲31.1%
トプコン <7732> [終値1625円]24.1% 22%
日本M&Aセンター <2127> [終値1797円]23.4% 18.3%
日本電子 <6951> [終値5960円]23.3% 67.1%
新光電工 <6967> [終値5280円]23.2% 3.1%
太陽誘電 <6976> [終値4985円]23.1% 4.7%
TDK <6762> [終値3970円]22.0% 17.6%
三菱自動車 <7211> [終値304円]21.6% 17.5%
SCREENHD <7735> [終値10900円]21.1% 35.8%
海外投資家、日本企業を「質」で源泉
危機対応力を注視、問われる変革の本気度
3月中下旬の日本株回復局面では、海外投資家の買いが日本株のけん引役となった。
日経平均株価が1週間で1000円以上急伸した2/22~25日の週、外国人が現物株と先物取引の合計(東証)で1216億円買い越した。
海外投資家は、今どんな点に注目しているのだろうか。
日経平均の予想PER(株価収益率)は約13倍で、米S&P500種株価指数(約20倍)とは大きな差が開いている。
投資する観点ではクオリティーをもとに企業の成長を見極めていく必要がある。
ディスコ <6146> [終値30200円]半導体ウエハー切断装置で世界シェアトップ
村田製作所 <6981> [終値7662円]電子部品で世界的なシェア
いずれも、世界的に見て高い参入障壁を持つ企業といえる。
(櫻井)。
