東証グロース市場はグロースCore、マザーズ指数とも軟調。値上がり銘柄数106、値下がり銘柄数322と、値下がりが優勢だった。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は、前日に大幅下落を強いられた反動から朝方プラスに転じる場面もあったが、買いは続かず失速する格好となった。
東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比6.91ポイント(0.91%)安い754.14だった。米長期金利の上昇を受け、前日の米株式相場が下落。国内の新興企業向け市場でも投資家心理の重荷として意識された。前日に大幅安となったフリーなどの主力銘柄には値ごろ感に着目した買いが入り、午前にマザーズ指数は上げに転じる場面があった。
東証グロース市場ではウェルスナビやビジョナル、PAコンサルが下げた。一方、メルカリやAppier、フリーは上げた。
きょう東証グロース市場に上場したサークレイスは初値が付かなかった。気配値を公開価格(720円)の2.3倍にあたる1656円に切り上げた。
個別ではモルフォ、ビープラッツ、Waqooがストップ高。アイ・パートナーズフィナンシャル、Green Earth Instituteは一時ストップ高と値を飛ばした。メディカルネット、BlueMeme、GMO TECH、フリークアウト・ホールディングス、ヒューマンクリエイションホールディングスなど6銘柄は年初来高値を更新。メンタルヘルステクノロジーズ、ギックス、ホープ、グローバルウェイ、インティメート・マージャーが買われた。
一方、ENECHANGE、スマレジ、テックポイント・インク、TORICO、セレンディップ・ホールディングスが年初来安値を更新。ピアズ、ジーネクスト、ライトワークス、モダリス、メディア総研が売られた。
