もみ合い展開か

13日の日経平均株価は3日ぶりに大幅反発し、2万6843円(前日比508円高)引けとなった。12日の米国株式は値を下げたが、日本時間13日の時間外取引では米株価指数先物が高く、支えとなった。きのう大幅続落した反動もあり、先物買いを交えて上げ幅拡大の流れとなり、一時550円上昇した。グロース(成長)株中心に上昇し、指数をけん引した。
 
結局、きのうときょうを均せばほぼフラット。ただ、小動きで2営業日を消化するよりも、大幅安と大幅高の方が相場の変化に対する期待は高まる。
 
終値ベースで3月29日の戻り高値(2万8252円)から4月12日の直近安値2万6334円にかけて1900円超の大幅下落を演じただけにリバウンド相場への期待もあるが、とりあえず25日移動平均線(2万6938円)を上抜けられるかどうかが試されるだろう。
 
 
 
あす14日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
国内では重要経済指標の発表はなく、決算待ちの状況であり、積極的に動きづらいところだ。スケジュール的には、現地15日はグッドフライデー(聖金曜日)で米国、欧州などの主要株式市場が休場となり、「イースター(復活祭、17日)を控え、腰の据わったマネーは入りにくい」との声も聞かれた。
 
今週は本日以降も米国の重要指標の発表が続き、14日にはECB理事会も予定されている。ハードなスケジュールではあるが、きょうは戻り売りに押されることなく終日強かった。きのうまでの弱さは、これらのイベントを全部ひっくるめてリスク回避の様相が強まった可能性がある。もしそうであるならば、あす以降はネガティブな材料が出てきても、それに対する売り反応が限定的となる展開が期待できるだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
 
28491.18  ボリンジャー:+2σ(13週)
28169.15  200日移動平均線
27988.83  ボリンジャー:+1σ(25日)
27892.38  26週移動平均線
27730.02  ボリンジャー:+1σ(13週)
27350.30  新値三本足陽転値
27321.34  均衡表基準線(週足)
27309.67  75日移動平均線
27135.01  均衡表転換線(日足)
27077.75  均衡表雲下限(日足)
26968.85  13週移動平均線
26938.08  25日移動平均線
26872.13  均衡表雲下限(週足)
26870.78  6日移動平均線
 
26843.49  ★日経平均株価13日終値
 
26761.10  ボリンジャー:-1σ(26週)
26510.28  均衡表基準線(日足)
26510.28  均衡表転換線(週足)
26207.68  ボリンジャー:-1σ(13週)
26107.16  均衡表雲上限(日足)
25887.32  ボリンジャー:-1σ(25日)
25629.83  ボリンジャー:-2σ(26週)
25446.51  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
ローソク足は上下に短いヒゲを伴う大陽線を描き、11日安値を下端とする直近のマドを埋めた。終値は5日移動平均線を上回り、25日線も上向きをキープした。
 
反面、5日線は下降を続け、上ヒゲは25日線に届かず、3月25日の200日線越えをピークとする下降局面の自律反発と位置付けられよう。短期的な上値目標として25日線(本日26938.08円)や3月25日高値から昨日安値までの下げ幅の3分の1戻し26982.33円、節目の2万7000円が意識され、25日線クリア後は下値不安後退とともに上昇トレンド復帰を強く印象付けることとなろう。
 

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