15日の日経平均株価は、軟調な展開か。
日経平均の予想レンジは26800円-27100円を想定。
米国株は下落。ダウ平均は113ドル安の34451ドルで取引を終えた。上昇して始まり、序盤では上げ幅を300ドル超に広げたものの、米10年債利回りが2.8%台に乗せてきたことで、グロース株が強めに売られる展開。早々に上げ幅を縮めると、終盤にかけては売りが優勢となり、安値圏で取引を終えた。ナスダックは2%を超える下落となった。
14日の日経平均株価は大幅に続伸したものの、引き続き、手がかり材料に乏しいなか、現地15日がグッドフライデー(聖金曜日)で欧米の主要株式市場が休場となることから、手控えムードが強まりそうだ。値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かう場面も想定されるだろう。
先週の週末値が2万6985円(4/8)で、きょうの時点では週間でプラスとなっている。25日線(2万7036円、14日時点、以下同じ)も終値で上回っており、9連騰後の調整売りはこなしたかなといった雰囲気が出てきた。13週線(2万6994円)も終値で上回っており、週末値でも上回ることができるかが、あすの焦点。来週は後半から日本電産など3月決算企業の業績発表が出始める。この辺りでテクニカルの節目も意識された上で下げ止まり感が出てくるようなら、決算に対しては警戒よりも期待の方が強まり、4月後半戦は下げづらく上げやすい相場環境が続くだろう。
【好材料銘柄】
■No.1 <3562>
22年2月期の連結経常利益は前の期比25.5%増の8.7億円になり、23年2月期も前期比10.6%増の9.6億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増益になる。同時に、今期の年間配当は前期比1円増の27円に増配する方針とした。
■ベクトル <6058>
22年2月期の連結経常利益は前の期比85.9%増の52億円に拡大し、23年2月期も前期比17.3%増の61億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。14期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を8円→13円(前の期は2円)に増額し、今期も前期比5円増の18円に増配する方針とした。
■ベイカレント・コンサルティング <6532>
22年2月期の最終利益(非連結)は前の期比55.2%増の155億円に拡大し、23年2月期も前期比18.7%増の184億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を250円→260円(前の期は170円)に増額し、今期も前期比40円増の300円に増配する方針とした。
■マーキュリーリアルテックイノベーター <5025>
22年2月期の経常利益(非連結)は前の期比3.1倍の1.9億円に急拡大し、23年2月期も前期比11.9%増の2.1億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増益になる。
■識学 <7049>
22年2月期の連結経常利益は前の期比73.9%増の3億4600万円に拡大し、23年2月期も前期比10.4%増の3億8200万円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収になる。直近3ヵ月の実績である12-2月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比4.6%減の8300万円に減り、売上営業利益率は前年同期の12.5%→8.1%に大幅低下した。
【主な経済指標・スケジュール】
国内(04月14日)
20年国債入札
《決算発表》
ファーストリテイ、ベイカレント、良品計画、ウエストHD、ディップ、松竹、クリレスHD、アークス、ベルク、S Foods、パソナG、IDOM、ドトル日レス、リンガハット、ベクトル、TKP、日本国土、松屋、ダイト、ヨンドシーHD、メディアドゥ、SFP、三栄建築、古野電、ビザスク、北の達人、わらべや、バロック、MrMaxHD、Enjin、UUUM、大庄、RPA、グッドパチ、Gunosy、霞ヶ関キャ、サーバーワクス、テラスカイ、バリュエンスH、串カツ田中、ココナラ、佐鳥電機、アオキスーパー、アスタリスク、ウォンテッドリ、ティアンドエス、住江織、ヨシムラフード、サイエンスアーツ、ユーピーアール、ロコンド、シンメンテHD、サインポスト、タキヒヨー、天満屋ス、AFC-HD、Bエンジニア、メタリアル、Jフロンティア
海外(04月14日)
ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)
米3月小売売上高(21:30)
《米決算発表》
ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、ユナイテッドヘルス・グループ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
