【寄り付き概況】
18日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比261円74銭安の2万6831円45銭。
米株価指数先物が日本時間18日朝の取引で下落しており、日本株の重荷となっている。
東京株式市場は売りが先行。先週末の米市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、ウクライナで戦闘が激化していることや、中国での新型コロナ感染拡大など懸念材料が多く、東京市場の株価の重しとなったことに加え、今日は取引時間中に中国の経済統計の発表が予定されており、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもある。
一方、引き続き、米連邦準備理事会(FRB)が積極的に金融引き締めを続けるとの見方が多い一方、日銀は金融緩和政策を続けるとみられ、こうした両者の金融政策の差により、今後、円安・ドル高がさらに進むとの思惑が強く、輸出株などの株価を支えたが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
業種別では、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、アサヒ、キリンHDなどの食料品株が下落。JAL、ANAなどの空運株や、信越化、花王などの化学株も安い。バンナム、任天堂などのその他製品株や、オリエンタルランド(OLC)、リクルートHなどのサービス株も軟調。コマツ、ダイキンなどの機械株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株も下げている。
