「大幅安だが売買高は増加せず」

「大幅安だが売買高は増加せず」

週末のNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の続落。
FRBが積極的に利上げを実施するとの見方への警戒感が継続。
NYダウの下落率は2.82%
2020年10月以降で最大だった。
NASDAQが1日で2%以上変動したのは4月の15営業日のうち8回目。
来週に決算発表を控えるアップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベットが大幅安。
メタ・プラットフォームも2.1%安で直近3日間の下落率は15.3%。
ただ大幅な下落の割に売買高は通常通りというのがやや変な点だ。
週間ではNYダウが1.9%、S&Pが2.8%、NASDAQが3.8%下落。
S&P500とNASDAQは3週連続安、NYダウは4週連続安。
NYダウとS&Pの年初来の下落率は10%超。
NASDAQは年初から17.9%安。
米S&Pグローバルの4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.1。
前月の57.7から低下した。
FF金利先物市場では政策金利が現行の0.33%から11月に2.59%、
来年2月に2.98%に引き上げられることを織り込んでいる。
またFRBは5月に6月からのバランスシート縮小開始を発表するとの見通し。
10年国債利回りは2.904%。
2年国債利回りは2.677%。
一時2.789%と2018年12月以来の高水準を付けた。
ドル円は128円台半ば。
年初から対ドルで10%を超の下落。
WTI原油5月物は1.72ドル(1.7%)安の102.07ドル。
今週は約5%下落。
SKEW指数は134.18→132.72→136.22。
恐怖と欲望指数は41→27。

週末のNYダウは981ドル(2.82%)安の33811ドルと続落。
高値34727ドル、安値33773ドル。
サイコロは5勝7敗。
NASDAQは335ポイント(2.55%)安の12839ポイントと3日続落。
高値13212ポイント、安値12828ポイント。
サイコロは3勝9敗。
S&P500は121ポイント(2.77%)安の4271ポイントと3日続落。
高値4385ポイント、安値4267ポイント。
サイコロは3勝9敗。
ダウ輸送株指数は342ポイント(2.23%)安の15067ポイントと続落。
SOX指数は2.25%安の2989ポイントと3日続落。
VIX指数は28.21。
3市場の売買高は116.6億株(前日は122.7億株、直近20日平均116.7億株)。
225先物CME円建ては大証日中比345円安の26755円。
ドル建ては大証日中比310円安の26790円。
ドル円は128.56円。
10年国債利回りは2.904%。
2年国債利回りは2.677%。

週間ベースでNYダウは1.9%安、4週続落(累計3.0%下落)。
NASDAQは3.8%安、3週続落(同10.0%下落)。
S&P5002.8%安、3週続落(同6.0%下落)。

「悪目」

週末の日経平均は寄り付き356円安。
一時648円安の場面もあった。
終値は447円(▲1.63%)安の27105円と4日ぶりに反落。
日足は3日連続で陽線。
5営業日すべてで3ケタの値幅だったが週間では12円高。
週足は2週連続陽線。
TOPIXは22.85ポイント(▲1.19%)安の1905ポイントと4日ぶりに反落。
プライム市場指数は11ポイント安の979.92。
東証マザーズ指数は2.67%安と7日続落。
プライム市場の売買代金は2兆3876億円(前日2兆5187億円)。
値上がり263銘柄(前日1242柄)。
値下がり1536銘柄(前日528銘柄)。
新高値9銘柄(前日41銘柄)。
新安値52銘柄(前日18銘柄)。
日経平均の騰落レシオは93.92(前日105.99)。
NTレシオは14.23倍。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(27389円)からは▲1.04%(前日△0.66%)。
2日ぶりに下回った。
下向きの75日線は27154円。
3日ぶりに下回った。
下向きの200日線(28110円)からは▲3.6%(前日▲2.01%)。
70日連続で下回った。
上向きの5日線は27132円。
4日ぶりに下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.786%(前日▲12.073%)。
買い方▲11.779% (前日▲10.566%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△4.073%(前日△2.908%)。
買い方▲30.651% (前日▲28.172%)。
空売り比率は48.8%(前日41.7%。22日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は8.0%(前日7.7%)。
日経VIは22.77(前日21.47)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.02倍(前日13.19倍)。
3日連続で13倍台。
前期基準では16.85倍。
EPSは2081円(前日2088円)。
225のPBRは1.21倍。
BPSは22401円(前日22400円)
日経平均の益回りは7.68%。
10年国債利回りは0.245%。
プライム市場の予想PERは13.99倍。
前期基準では18.21倍。
PBRは1.21倍。
プライム市場の単純平均は29円安の2398円。
プライム市場の売買単価は2437円(前日2447円)。
プライム市場の時価総額は692兆円(前日701兆円)。
ドル建て日経平均は212.02(前日215.01)。
週末のシカゴ225先物円建て終値は大証日中比345円安の26755円。
高値27230円、安値26740円。
大証先物夜間取引終値は日中比390円安の26710円。
気学では「気味が悪くても突込売りは見送り。悪目買い狙え」。
火曜は「不時の高下を見る日。押し目買い方針良し」。
水曜は「吹き値売り方針の日」。
木曜は「目先の大底をつくることあり」。
ボリンジャーのプラス1σが27910円。
マイナス1σが26868円。
マイナス2σが26346円。
一目均衡の雲の上限が27034円。

《今日のポイント4月25日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の続落。
   ただ大幅な下落の割に売買高は通常通りというのがやや変な点だ。
   10年国債利回りは2.904%。
   2年国債利回りは2.677%。
   ドル円は128円台半ば。
   SKEW指数は134.18→132.72→136.22。
   恐怖と欲望指数は41→27。

(2)ダウ輸送株指数は342ポイント(2.23%)安の15067ポイントと続落。
   SOX指数は2.25%安の2989ポイントと3日続落。
   VIX指数は28.21。
   3市場の売買高は116.6億株(前日は122.7億株、直近20日平均116.7億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比345円安の26755円。

(3)プライム市場の売買代金は2兆3876億円(前日2兆5187億円)。
   値上がり263銘柄(前日1242柄)。
   値下がり1536銘柄(前日528銘柄)。
   新高値9銘柄(前日41銘柄)。
   新安値52銘柄(前日18銘柄)。
   日経平均の騰落レシオは93.92(前日105.99)。
   NTレシオは14.23倍。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)上向きの25日線(27389円)からは▲1.04%(前日△0.66%)。
   2日ぶりに下回った。
   下向きの75日線は27154円。
   3日ぶりに下回った。
   下向きの200日線(28110円)からは▲3.6%(前日▲2.01%)。
   70日連続で下回った。
   上向きの5日線は27132円。
   4日ぶりに下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.786%(前日▲12.073%)。
   買い方▲11.779% (前日▲10.566%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△4.073%(前日△2.908%)。
   買い方▲30.651% (前日▲28.172%)。

(6)空売り比率は48.8%(前日41.7%。22日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は8.0%(前日7.7%)。
   日経VIは22.77(前日21.47)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.02倍(前日13.19倍)。
   3日連続で13倍台。
   EPSは2081円(前日2088円)。
   225のPBRは1.21倍。
   BPSは22401円(前日22400円)
   日経平均の益回りは7.68%。
   10年国債利回りは0.245%。

(8)プライム市場の単純平均は29円安の2398円。
   プライム市場の時価総額は692兆円(前日701兆円)。
   ドル建て日経平均は212.02(前日215.01)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが27910円。
   マイナス1σが26868円。
   マイナス2σが26346円。
   一目均衡の雲の上限が27034円。

今年の曜日別勝敗(4月22日まで)

月曜6勝7敗
火曜8勝8敗
水曜9勝6敗
木曜8勝8敗
金曜7勝9敗

週間ベースで日経平均株価は0.04%高、2週続伸(累計0.4%上昇)。
TOPIXは0.5%高、4週ぶり反発。
東証プライム市場指数は0.5%高、2週ぶり反発。
東証マザーズ指数は8.2%安。
東証スタンダード市場指数は0.6%安、2週続落(1.8%下落)。
東証グロース指数は7.9%安、2週続落(同10.6%下落)。
東証REIT指数は0.1%高、2週続伸。

市場ではしばしば風が吹く。
良い風もあれば悪辣な風もある。
しかも目に見えないのが風であるのに、この風の方向に市場は左右される。
ゴルフでもボールが上空に行けば行ほど風の影響が大きくなる。
市場も一緒。
常に吹く風のトレンドを読まなければならないからややこしい。
しかもいつ強風が吹くかはなかなかわからない。

それにしても・・・。
市場の本質は投機。
と言う人はほとんどいない。
でも、為替にしても原油にしてもあるいは金にしても実需の投資というよりはほとんど仮需の投機。
だから振れが大きくなる。
投機が本質の市場で投資なんてことを言っているとオオカミだらけの世界にはいりこんだ赤ずきんちゃんの世界。
ESGとかROEなんて横文字で飾っているから一見美しいが、投機のあくなき欲望は消えない。
だから本来は吹いていない風までも強風であるように錯覚させられるのかも知れない。

1カ月も続く上海のロックダウンについての興味深い記事(オト
ナンサー)。

これまでは上海人にとって、豪邸や高級車、ブランドバッグが「手に入れたい、ぜいたく品」でした。
しかし新型コロナ以降、有名な学校に近い場所に家を買っても、オンライン授業で先生にもクラスメートにも会えない。
「家って何?」となります。
外出できないので高級車は置きっぱなしで、高い駐車場代だけを払っている。
高級バッグは買い物かご代わり。
「ぜいたく品が、本当に人生に価値のあることか」と考え直しているのです。
人間関係を見直すきっかけにもなっています。
かつてはビジネス上の仲間や、利益のある人との付き合いが重視されていました。
今回のロックダウンで隣近所との助け合いがなければ生きていけない、ということが分かってきました。
上海人にとって180度の人生観の転換が、コロナをきっかけに起きているようです。

《兜町ポエム》

「燦燦(ちむどんどん)」

ニューヨーク纏う朝
開く窓、願う姿
忘れないボードの前 みんなの相場

また上がったら話をしよう
バブルの続きを聞かせてよ

届いてこの株価あの時
信じてくれたように

どんな日々もどんな板も
繋がっている
響いてこの株価未来へ
降り注ぐ大陽線

照らす背には永久の願い
「大丈夫ほら見ていて」

◇━━━ カタリスト━━━◇

中本パックス(7811)・・・動兆

グラビア印刷を軸にラミネート、コーティング事業を展開。
食品包装、IT・工業材、医療が中核。
IT・工業材は5G需要で半導体・電子部品向けが拡大基調、
流通株式時価総額が上場維持基準未達。

(兜町カタリスト櫻井)

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