【寄り付き概況】
28日午前の東京株式市場は、前日のNYダウ工業株30種平均高や為替市場で円安が進んだことを好感して買いが先行。日経平均株価は前日比43円65銭高の2万6430円28銭と小反発して始まった。その後は日銀の金融政策決定会合の結果公表や大型連休を控えてポジションを調整する動きもみられ、日経平均は前日の終値を挟んでもみ合う展開になっている。
前日の米株式市場では主要な指数が高安まちまちだった。米株価指数先物は日本時間28日朝の取引で総じて堅調に推移しており、投資家心理の一定の支えとなっている。半面、積極的に上値を追う動きは限られている。ファストリなど値がさ株の一部が下落しており、指数を下押ししている。
国内では主力企業の3月期決算の発表が本格化している。前日に決算を発表した信越化やキーエンス、アドテストに買いが入っている。前日の米債券市場では米長期金利が上昇しており、利ざや改善の思惑から銀行株に買いが入っている。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発している。
個別では、前日に決算を発表したエムスリーや日立建機が大幅安。キッコマン、スズキ、リクルートも売られている。一方、TDKや富士電機、サイバー、三菱UFJが上昇している。
