3月1日の日経平均株価は、不安定な値動きが続きそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万6200円-2万6800円を想定。
NYダウ平均とS&P500が下落した一方、ナスダックが上昇。ダウ平均は166ドル安の33892ドルで取引を終えた。
きのう2月28日の日経平均株価は、下げ渋る展開となり続伸して取引を終了した。底堅い展開だったものの、ウクライナ情勢の行方や、ロシアに対する経済制裁への影響が不透明な状況が続くことから、模様眺めムードが広がる場面も想定される。
景気減速への警戒が強まる中、世界的に長期金利が低下している。金利上昇局面で売り込まれていたグロース株が見直されることで、全体も弱材料に耐性がつき、売りを出しづらい地合いが醸成されるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の後半(2月28日は115円49-51銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同129円22-26銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比90円高の2万6650円だった。
【好材料銘柄】
■ホウスイ <1352>
親会社の中央魚類 <8030>がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株1220円で28日終値を38.6%上回る水準。買い付け期間は3月1日から4月12日まで。
■ジーエヌアイグループ <2160>
連結子会社の北京コンチネント薬業が香港証券取引所へ上場申請。
■ジェイテック <2479>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.31%にあたる50万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月1日から8月31日まで。
■クレスコ <4674>
今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。
■森永製菓 <2201>
今期最終を一転2.1倍増益に上方修正・最高益更新へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の5.96%にあたる300万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。
■モロゾフ <2217>
前期配当を30円増額修正。
■クシム <2345>
子会社イーフロンティアが日本で初めてPCソフトウェアのライセンスをNFTで組成・販売開始。
■ケイアイスター不動産 <3465>
今期配当を20円増額修正。
■はてな <3930>
上期経常が3.1倍増益で着地・11-1月期も3.9倍増益。
■オリエンタルランド <4661>
東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーの入園制限を緩和。入園者数の上限を3月1日から段階的に引き上げる。
■デクセリアルズ <4980>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.74%にあたる47万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月1日から3月31日まで。
■広済堂ホールディングス <7868>
燦ホールディングス <9628> と業務提携し、新たに開始する葬儀事業の合弁会社を設立する。
■商船三井 <9104>
3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。
■NCS&A <9709>
今期経常を9%上方修正、配当も4円増額。
【主な経済指標・スケジュール】
1(火)
2月新車販売台数(14:00)
2月軽自動車販売台数(14:00)
10年国債入札
《決算発表》
伊藤園
【海外】
中国2月製造業PMI(10:00)
中国2月財新製造業PMI(10:45)
米2月ISM製造業景気指数(3/2 0:00)
バイデン米大統領の一般教書演説
《米決算発表》
セールスフォース・ドットコム、ターゲット
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
