東証マザーズ指数は大幅に3日続伸した。終値は前日比50.42ポイント高い776.18だった。前日の米株式市場でハイテク株を中心に買いが入ったことが、グロース(成長)株が多いマザーズ銘柄の支えとなった。マザーズ銘柄の重荷だった米長期金利の上昇が一服したのも、マザーズ銘柄の買いを誘った。中小型グロース(成長)株に買いが広がったことから大幅高の展開となった。特にこれまできつい調整を強いられてきたマザーズ銘柄などの中小型グロース株が大きく買われた。
メルカリやフリーなど時価総額の大きい銘柄に買いが入った。ビジョナルやジーエヌアイも上げた。一方、フルッタやデータHRは下げた。
市場では「新興銘柄は内需依存の銘柄が多く、海外情勢に影響を受けづらい」との声が聞かれた。売買代金は概算で2008.84億円と昨年12月28日以来の2000億円台乗せ。騰落数は、値上がり386銘柄、値下がり34銘柄、変わらず6銘柄となった。
個別では、ニューラルポケット、網屋、セキュア、HENNGE、サイバーセキュリティクラウドなど6銘柄がストップ高。ウォンテッドリー、ココナラ、Enjin、GRCSは一時ストップ高と値を飛ばした。BeeX、サンバイオは昨年来高値を更新。FFRIセキュリティ、サーキュレーション、リベロ、プレイド、セーフィーが買われた。
一方、マーキュリーリアルテックイノベーター、ジェイック、CaSyが昨年来安値を更新。フェニックスバイオ、フルッタフルッタ、ブロードエンタープライズ、ペルセウスプロテオミクス、インタースペースが売られた。
