3日の日経平均株価は反発後、堅調な値動きか。
日経平均株価の予想レンジは、2万6300円-2万6800円を想定。
ダウ平均は596ドル高の33891ドルで取引を終えた。パウエルFRB議長は下院議会証言で、3月FOMCでは0.25%の利上げを提案したいとの見方を示した。地政学リスクが意識され続ける中、3月FOMCに対する警戒も強まっていたため、議長が利上げ幅にまで言及したことは、金融面での先行き不透明感の払しょくにつながった。
きのう2日に大幅反落した反動や、現地2日の米国株式が大幅に上昇したことも支えに、買い先行スタートとなりそう。ただ、手がかり材料に乏しいなか、ロシア制裁による世界経済への影響が見通しづらいこともあり、買い一巡後は、模様眺めムードが広がる場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の半ば(2日は115円15-16銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同127円74-78銭)と円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比310円高の2万6670円だった。
【好材料銘柄】
■ディー・エル・イー <3686>
ビジネスメタバース事業を推進する子会社を設立。
■CIJ <4826>
3月31日現在の株主を対象に1→1.2の株式分割を実施する。今期配当を実質増額修正。また、株式分割実施後も株主優待制度は変更しない。保有株数の条件「100株以上」を据え置くことから実質的な拡充となる。
■鳥羽洋行 <7472>
今期経常を9%上方修正、配当も10円増額。発行済み株式数の6.00%にあたる30万株の自社株を3月31日付で消却する。また、株主優待制度で保有株数「500株以上1000株未満」の区分を追加。継続保有3年未満でクオカード2000円分、3年以上保有で同4000円分を贈呈する。
■カナデン <8081>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.60%にあたる16万株(金額で1億6032万円)を上限に、3月3日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■セキュアヴェイル <3042>
東証が3日付で貸借銘柄に選定。
■バンク・オブ・イノベーション <4393>
新作大型RPG「メメントモリ」の事前登録数が20万人を突破。
【主な経済指標・スケジュール】
3(木)
30年国債入札
《決算発表》
泉州電、ロックフィール、アルチザ
【海外】
米2月ISM非製造業指数(3/4 0:00)
米1月製造業受注(3/4 0:00)
パウエルFRB議長が米上院で議会証言
《米決算発表》
ブロードコム、コストコ・ホールセール
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
