14日の日経平均株価はもみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万4700円-2万5400円を想定。
NYダウ平均は229ドル安の32944ドルで取引を終えた。上昇して始まり、高いところでは300ドル超上昇する場面もあった。しかし、地政学リスクや長期金利上昇に対する警戒がくすぶる中、買いは続かず終盤に失速して下げに転じた。
日経平均株価は先週金曜に500円超下落しており、この日は米株先物も弱かった。米国株の下落をある程度織り込んでいると思われる分、弱材料には一定の耐性を示すだろう。
ただ、ロシア軍が多方面からウクライナの首都キエフに迫っており、軍事的緊張が高い状況が続く。原油、金属、食料など、様々なモノの値段も不安定となっており、底堅く始まったとしても、場中は神経質な動きが続くことになりそう。2万5000円より下では押し目買いが入りやすい一方、高くなれば戻り売りが上値を抑えやすく、2万5000円近辺で方向感に欠ける展開を予想する。
個別株物色が中心とみられるなか、デンソーのドイツ現地法人がサイバー攻撃を受けたと報じられたことから、情報セキュリティ関連に物色の矛先が向かう場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=117円台の半ば(前週末11日は116円71-73銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同128円20-24銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比185円安2万4905円だった。
【好材料銘柄】
■クシム <2345>
11-1月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■オートウェーブ <2666>
今期配当を1円増額修正。
■オーベクス <3583>
今期経常を17%上方修正、配当も10円増額。また、23年3月期第1四半期に固定資産売却益5800万円を特別利益に計上する。
■クミアイ化学工業 <4996>
11-1月期(1Q)経常は100%増益で着地。
■オハラ <5218>
今期経常を27%上方修正。また、耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス「NANOCERAM」が超小型光学衛星KITSUNEのカメラプロテクターとして採用。
■ヤーマン <6630>
今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■フレンドリー <8209>
20年3月末を最後に廃止した株主優待制度を再開する。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて2000~1万5000円分の優待券を贈呈する。優待券はジョイフル <9942> [福証]が運営する店舗(FC店除く)でも利用可能となった。
■シーイーシー <9692>
今期経常は18%増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の5.7%にあたる200万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。
■イメージ ワン <2667>
東京電力ホールディングス <9501> の公募「多核種除去設備等で浄化処理した水からトリチウムを分離する技術」で二次評価を通過。
■アールエイジ <3248>
11-1月期(1Q)経常は4.2倍増益で着地、今期配当を1円増額修正。
■ロードスターキャピタル <3482>
東証が18日付で東証1部に市場変更する。
■ヒーハイスト <6433>
今期配当を3円増額修正。
■サンオータス <7623>
今期経常を36%上方修正、配当も5円増額。また、中期経営計画を策定。25年4月期に経常利益4億円(22年4月期計画は3億円)を目指す
【主な経済指標・スケジュール】
14(月)
《決算発表》
神戸物産、三井ハイテ、正栄食、Pアンチエイジ、MSOL、シーアールイー、JMHD、ポールHD、J.S.B.、巴工業、稲葉製作、ギフト、Hamee、グッドコムA、フロンティアI、NATTYHD、さくらさ、CINC、シャノン、デリバリコン、フィット、バリュゴルフ、VALUENEX
【海外】
予定はありません
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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