15日の日経平均株価は、もみ合いで上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万5000円－2万5500円を想定。
NYダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落。ダウ平均は1ドル高の32945ドルで取引を終えた。原油価格に上昇一服感が出てきたことから序盤は買いが優勢で、高いところでは400ドル超上昇する場面もあった。しかし、長期金利の上昇を受けてグロース株が弱く、終盤にかけては上げ分を消失した。
14日の日経平均株価は、ロシアとウクライナの停戦交渉の進展を期待し、買い先行でスタートしたものの、戻り待ちの売りで上げ幅を縮小して取引を終えた。上値の重さが意識されるなか、手がかり材料に欠けることもあり、弱含む場面も想定される。引き続き、停戦交渉の行方に対し神経質な動きとなりそう。
米国では本日からFOMCが開催され、基本的にはこの結果を見極めたい局面だろう。強い銘柄と弱い銘柄が混在するだろうが、全体としての水準は大きく変化しないと予想する
為替相場は、ドル・円が1ドル＝118円台の前半（14日は117円72－73銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝129円台の後半（同128円69－73銭）と円安方向に振れていることから、輸出関連銘柄の一角に物色の矛先が向かいそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比10円安の2万5040円だった。
【好材料銘柄】
■ストリーム <3071>
今期経常は3％減益、前期配当を11期ぶり3円で復配・今期も3円継続へ。
■山王 <3441>
今期経常を92％上方修正。
■バリューゴルフ <3931>
今期経常は36％増で2期連続最高益更新へ。
■ステラ ケミファ <4109>
今期経常を一転34％増益に上方修正・5期ぶり最高益、配当も10円増額。
■日機装 <6376>
上期最終を一転18倍増益に上方修正・2期ぶり最高益、通期も増額、配当も5円増額。
■三井ハイテック <6966>
今期経常は31％増で2期連続最高益、1円増配へ。また、25年1月期に営業利益300億円(22年1月期は149億円)を目指す中期経営計画を策定。
■フロンティアインターナショナル <7050>
非開示だった今期経常は3.2倍増で2期ぶり最高益更新へ。
■ヒマラヤ <7514>
上期経常を一転36％増益に上方修正、通期も増額、配当も5円増額。
■アルトナー <2163>
今期経常は11％増で8期連続最高益、前期配当を6.5円増額・今期は3.5円増配へ。
■焼肉坂井ホールディングス <2694>
未定だった今期配当は3期ぶり0.5円で復配。
■Hamee <3134>
5-1月期(3Q累計)経常が20％増益で着地・11-1月期も13％増益。
■シュッピン <3179>
今期配当を10円増額修正。
■コーセーアールイー <3246>
前期経常が上振れ着地・今期は11％増益、5円増配へ。
■イムラ封筒 <3955>
今期経常は22％増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.99％にあたる10万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。
■土木管理総合試験所 <6171>
鉄筋コンクリート体の鉄筋深さ位置推定方法および探査対象物の異常個所の推定方法に関する特許を出願。
■IMAGICA GROUP <6879>
子会社IMAGICA EEXが東京ガールズコレクションの世界観を完全再現したTGC公式メタバース「バーチャルTGC」を提供開始。
■マネジメントソリューションズ <7033>
11-1月期(1Q)経常は80％増益で着地。
■NEW ART HOLDINGS <7638>
今期配当を5円増額修正。
■デリバリーコンサルティング <9240>
今期経常を20％上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ギフトホールディングス <9279>
11-1月期(1Q)経常は3.1倍増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
15（火）
《決算発表》
ビジョナル、パーク２４、アスクル、トリケミカル、ＡＣＣＥＳＳ、スバル興、銚子丸、Link－U、アールプランナ、ツクルバ、ジェネパ、ジェイック
【海外】
中国2月鉱工業生産（11:00）
中国2月小売売上高（11:00）
中国2月固定資産投資（11:00）
独3月ZEW景況感指数（19:00）
FOMC（～3/16）
米3月ニューヨーク連銀景気指数（21:30）
米2月生産者物価指数（21:30）
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
