18日の日経平均株価は、続伸後も堅調な展開か。
日経平均株価予想レンジの2万6400円-2万6900円を想定。
NYダウ平均は417ドル高の34480ドルで取引を終えた。ロシアのドル建て国債の利払いが実施されたと伝わり、市場で警戒されていたデフォルトへの懸念が後退。3指数とも序盤は前日終値近辺でもみ合っていたが、中盤以降は堅調に推移し、終盤にかけて上げ幅を広げた。
朝方は、きのう17日に大幅に4日続伸した動きや、現地17日の米国株高を受け、買い優勢のスタートとなりそう。
日経平均株価は、25日移動平均線(17日時点で2万6312円)を上抜いたことから、投資家心理の好転も期待される。ただ、直近で4日続伸し1490円強(約5.9%)の値上がりとなっていることや、21日が春分の日の祝日で3連休となることもあり、取引時間の後半には、ポジション調整の売りに押される場面もありそう。
本日は日銀金融政策決定会合の結果が公表されるが、タカ派に傾く欧米諸国とは異なり、現状維持が濃厚。足元のロシア-ウクライナ情勢や、世界的なインフレ高進に対して黒田総裁がどういった見解を示すのかが注目されるため、引け後の会見を前に、場中はこう着感の強い地合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=118円台の半ば(17日は118円66-68銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の半ば(同131円05-09銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比35円高の2万6475円だった。
【好材料銘柄】
■SKIYAKI <3995>
今期経常は54%増益へ。
■Mマート <4380>
今期経常は26%増で7期連続最高益、3円増配へ。
■キョーリン製薬ホールディングス <4569>
ニューキノロン系経口抗菌剤「ラスクフロキサシン」について、中国の南京Neiwa Faith社とライセンス契約を締結。
■レナサイエンス <4889>
東京医科歯科大学病院と共同研究契約を締結。FGF23関連性低リン血症性くる病患者に対するPAI-1阻害薬の有効性及び安全性を探索する臨床研究を実施する。
■FRONTEO <2158>
AIを活用したビジネスデータ分析支援システム「Knowledge Probe」がかんぽ生命保険に採用。
■CAICA DIGITAL <2315>
11-1月期(1Q)経常は赤字縮小で着地。
■エニグモ <3665>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.00%にあたる250万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。前期経常は2%減益も上振れ着地、今期業績は非開示。
■オカモト <5122>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.18%にあたる40万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月22日から12月31日まで。
【主な経済指標・スケジュール】
18(金)
黒田日銀総裁会見
2月全国消費者物価指数(8:30)
【海外】
米2月中古住宅販売(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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