22日の日経平均株価は、買い先行後はもみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、2万6800円-2万7300円を想定。
21日のダウ平均は201ドル安の34552ドルで取引を終えた。18日はハイテク株が上昇を先導した一方、21日は金利上昇や原油高への警戒から売りが優勢となった。
前週末18日の堅調な地合いが継続し、買い先行のスタートとなりそう。ただ、前週末18日までに5連騰しているうえ、1660円強の上昇をみせているだけに、短期的な過熱感から上値が重くなる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=119円台の半ば(前週末18日は118円85-87銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の半ば(同131円66-70銭)と小動き。為替市場では円安が進行しており、日本株にはプラスの影響が及ぶと予想する。日経平均も先週一週間では、日経平均が6.6%高、TOPIXが6.1%高、マザーズ指数が10.5%高と、主要な指数が軒並み大幅高となった。値ごろ感のある銘柄に買いが入ることで、全体の底上げが進むだろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比330円高の2万7060円だった。
【好材料銘柄】
■四電工 <1939>
今期経常を一転8%増益に上方修正・最高益、配当も10円増額。
■クシム <2345>
暗号資産「コスプレトークン」を使って応援ができるNFTサービス「Curecos」のβ版を先行リリース。
■久世 <2708>
食品卸大手の国分グループと資本業務提携。
■アグレ都市デザイン <3467>
今期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額。
■ドリコム <3793>
新たな事業としてWeb3事業を開始。Web3はトークンを介した形で実現する分散型インターネットサービス。
■サスメド <4263>
九州大学とAMED採択研究「心房細動における経皮的カテーテル心筋焼灼術のエキスパート治療を提案する人工知能モデル開発」に関する共同研究を開始。
■Enjin <7370>
株主還元方針を策定。22年5月期から総還元性向30%を目標とする。
■ヤマトインターナショナル <8127>
上期経常を68%上方修正、通期も増額。
■和田興産 <8931>
前期経常を44%上方修正・14期ぶり最高益、配当も2円増額。
■アダストリア <2685>
前期経常を25%上方修正、配当も5円増額。また、子供服ECブランド「pairmanon」を展開するオープンアンドナチュラルの株式を取得し子会社化する。
■くら寿司 <2695>
株主優待制度を変更し、割引優待券を電子チケット化する。電子チケットで受領する株主には業務効率化分の還元として2500円分を追加し、保有株数に応じて5000~2万2500円分を贈呈する。希望者には紙の優待券を発行するが、内容は従来通り(2500~2万円分)となる。
■インプレスホールディングス <9479>
今期配当を2円増額修正。
■UEX <9888>
未定だった今期配当は31円増配。
【主な経済指標・スケジュール】
22(火)
《決算発表》
ツルハHD
【海外】
《米決算発表》
アドビ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
