軟調展開か。

24日の日経平均株価は軟調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7400円-2万7700円を想定。
NYダウ平均は448ドル安の34358ドルで取引を終えた。原油価格が大きく上昇したことでインフレ高進懸念が再燃。エネルギー株には買いが入った一方、他の多くの銘柄は売りに押された。
日経平均株価はきのう23日までに7連騰し2877円(約11.4%)の上昇となっている反動や、現地23日の欧米株式が下落したことなどから、利益確定売りが先行するとみられる。
今週はここまでウクライナ情勢がさほど材料視されなかったが、本日はEUおよびNATOの首脳会議が予定されており、リスク回避ムードも強まりやすいだろう。
ただ、3月末の配当権利取りの動きも見込まれ、売り一巡後は、落ち着きどころを探る展開が見込まれる。直近の上昇の勢いがかなり強かったことから、下値では押し目待ちの投資家の買いが入るだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=121円台の前半(23日は121円06-07銭)、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の前半(同133円37-41銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比475円安の2万7385円だった。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■リボミック <4591>
滲出型加齢黄斑変性(wet AMD)を対象としたRBM-007の臨床試験の結果、治療歴のないwet AMDに対して視力および網膜組織構造の改善に有効であると報告。
 
■アルメタックス <5928>
今期経常を26%上方修正。
 
■トランスジェニック <2342>
熊本大学とACE2エクソンヒト化マウスを用いたSARS-CoV-2スパイクタンパク質抗体の評価実験に関する共同研究契約を締結。
 
■アイロムグループ <2372>
今期配当を5円増額修正。
 
■ユーグレナ <2931>
商船三井ロジスティクスグループが次世代バイオディーゼル燃料を用いたトラックの運行を開始。また、パラミロンがユーグレナの免疫調節機能の主成分であることを確認。
 
■ステムリム <4599>
レダセムチドを含む新規HMGB1断片ペプチドに関する物質特許がインドで登録。
 
■フジクラ <5803>
子会社スズキ技研が千葉県市川市に保有する固定資産の売却伴い、22年3月期に売却益約55億円を特別利益に計上する。
 
■ヤマハ発動機 <7272>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.18%にあたる1100万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から6月23日まで。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
24(木)
日銀金融政策決定会合議事要旨(1/17~18開催分)
 
【海外】
EU首脳会議(~3/25)
NATO緊急首脳会議(ブリュッセル)
米10-12月期経常収支(21:30)
米2月耐久財受注(21:30)
 
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次