大幅反落、戻り待ちや利益確定の売り優勢

【寄り付き概況】

 
24日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比346円39銭安の2万7693円77銭。
前日までに大幅上昇した反動で、幅広い銘柄に売りが優勢となっている。
前日の米株式市場では主要株価指数がそろって下落した。ニューヨーク原油先物相場が上昇し、インフレによる景気下押し懸念が意識されて消費関連株が売られたほか、ハイテク株にも売りが目立った。東京株式市場では半導体関連株などに売りが出ている。
 
日経平均は前日まで7日続伸し、この間に2800円以上の上昇をみせたことで、その反動が出やすい局面にある。
ウクライナ情勢は依然として不透明感が強いほか、原油価格が再び上昇基調を強めていることを受け企業業績に与えるデメリットも改めて警戒される。前日に日経平均は約2カ月ぶりに2万8000円台を回復したが、きょうは2万7000円台半ばまで押し戻される可能性が高い。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落している。
 
個別では、川崎汽や郵船など海運株が安い。大和や日産自、アドテスト、三菱UFJが下落している。一方、23日に自社株買いを発表したトヨタは上昇。大平金やINPEX、住友鉱、コナミHDが高い。

 

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