10日ぶり反落、ナスダック安を嫌気

【寄り付き概況】

 
28日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比65円76銭安の2万8084円08銭。
 
前週末まで日経平均は9連騰となり、この間に3000円近くも水準を切り上げていることから目先利益確定売りニーズも表面化しやすい場面。しかし、下値では押し目買い意欲が旺盛で頑強な値動きとなっている。前週末の米国株市場ではNYダウが続伸する一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅反落と高安まちまちの展開となった。FRBがタカ派色を強めるなか、米10年債利回りの上昇を受け大手金融株には追い風となったものの、ハイテク株の上値は重くなった。東京株式市場も10年債利回りが上昇傾向にあることで、米株市場と似たような地合いが想定されるだろう。
 
業種別では、郵船、商船三井などの海運株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株が下落。信越化、富士フイルムなどの化学株や、楽天グループ、セコムなどのサービス株も安い。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、武田薬、中外薬などの医薬品株も軟調。ソニーG、キーエンスなどの電気機器株や、コマツ、ダイキンなどの機械株も下げている。

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