【寄り付き概況】
31日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比26円74銭安の2万6690円60銭。その後は下げ幅を100円超に広げている。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも大幅に反発し、ナスダック指数は3%を超える上昇を示した。アップルが好決算発表を好感され9日ぶりに反発、7%近い上昇をみせており、これが全体相場を牽引する形となった。
これを受けて東京株式市場でも市場のセンチメント改善が見込まれる状況にある。
ただ、日経平均は前週末に米国株市場に先立って550円近い上昇をみせていたこともあり、目先は買い一巡感から上値が重い展開が想定される。ウクライナ情勢に対する警戒や、国内で新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大が急速に進んでいることも懸念要因となる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に上昇している。
個別では、KDDI、リクルート、アドテストが高い。一方、オムロン、ファストリ、ファナックが安い。
