上値の重い展開か

 
8日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7000円-2万7400円を想定。
ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落。ダウ平均は1ドル高の35091ドルと、ほぼ横ばいで取引を終えた。3指数とも方向感が定まらず、プラス圏とマイナス圏を行き来する展開。取引終盤に失速感が出たことで、S&P500やナスダックはプラスを維持できなかった。
きのう7日の弱い動きや、現地7日の米国市場でナスダック総合指数が反落したことなどから、売り優勢となりそう。手がかり材料に乏しいことから、引き続き、好決算銘柄への個別株物色が中心になるとみられる。また、日米が対日鉄鋼追加関税の一部免除で合意したと報じられたことから、鉄鋼関連株に関心が向かう場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の前半(7日は115円25-27銭)、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の半ば(同131円76-80銭)で推移する。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比20円安の2万7200円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■アミタホールディングス <2195>
前期経常を一転2.2倍増益に上方修正・最高益、未定だった配当は8期ぶり30円で復配。
 
■アルテ サロン ホールディングス <2406>
MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。吉原直樹会長が代表を務めるジェネシスがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株685円で7日終値を39.8%上回る水準。買い付け期間は2月8日から3月24日まで。
 
■タスキ <2987>
10-12月期(1Q)経常は71%増益で着地。
 
■ソリトンシステムズ <3040>
今期経常は3%増で3期連続最高益、2円増配へ。
 
■シグマクシス・ホールディングス <6088>
今期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額。また、3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。
 
■和井田製作所 <6158>
4-12月期(3Q累計)経常が5.5倍増益で着地・10-12月期も22倍増益。
 
■クルーバー <7134>
今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。
 
■タカラトミー <7867>
今期経常を45%上方修正、配当も10円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.08%にあたる100万株(金額で13億円)を上限に自社株買いを実施。2月28日付で130万株を消却する。
 
■南都銀行 <8367>
10-12月期(3Q)経常は33%増益、今期配当を21円増額修正。
 
■グランディハウス <8999>
今期経常を27%上方修正・3期ぶり最高益、配当も6円増額。
 
■朝日放送グループホールディングス <9405>
今期経常を72%上方修正、配当も11円増額。
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
8(火)
12月家計調査(8:30)
1月景気ウォッチャー調査(14:00)
10年物価連動国債
《決算発表》
ソフトバンクG、日産自、シマノ、ネクソン、バンダイナム、住友鉱、AGC、出光興産、JFEHD、大成建、関西ペ、横河電、三菱ガス、ハーモニック、ゼンショーHD、JR九州、IIJ、IHI、Gウイン、太平洋セメ、東海カ、シップHD、カネカ、FUJI、DeNA、フジテック、神戸鋼、不二製油、伊藤米久、太陽HD、ニプロ、ノエビアHD、HUグループ、ダイワボHD、安藤ハザマ、ミズホリース、フューチャー、JTOWER、ダスキン、レノバ、スターツ、エレコム、武蔵精密、ライト工、ソラスト、東鉄工、UNITED、ブティックス、リボミック、Iスペース、リグア、フォーライフ
 
【海外】
米12月貿易収支(22:30)
米3年国債入札
《米決算発表》
ファイザー、デュポン

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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