東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比9.61ポイント高い766.25だった。
9日の米国市場では長期金利の上昇が落ち着くなか高PER(株価収益率)銘柄を中心に上昇。その流れを引き継ぎ、マザーズ銘柄にも買いが目立った。
マザーズ指数は一時3%超上げる場面もあったが、21年末から下落基調が続いており、上値では戻り売りが出て上げ幅を縮小した。2日高値808.64ポイントを抜けられないあたり、本格的にトレンド好転した印象はなお薄い。メルカリなどの主力IT株は全般堅調だ。前日上場したばかりのライトワークスが連日でストップ高を付けており、値幅の大きさを狙った新興株物色も窺える。
好決算を発表したプレイド、サンアスタが上昇したほか、JTOWER、フリーが高かった。BASE、フロンテオなどは下落した。
値上がり銘柄数は201、値下がり銘柄数は191となった。
個別では、ライトワークス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンがストップ高。サイエンスアーツは一時ストップ高と値を飛ばした。アスカネットなど2銘柄は昨年来高値を更新。ソレイジア・ファーマ、gooddaysホールディングス、ワンキャリア、プレイド、クリーマが買われた。
一方、THECOO、BASE、アクアライン、AHCグループ、アイ・パートナーズフィナンシャルなど7銘柄が昨年来安値を更新。イノベーション、NexTone、カラダノート、イーエムネットジャパン、INCLUSIVEが売られた。
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