日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比22円84銭(0.64%)安い3549円65銭だった。1月27日の昨年来安値を下回った。
ロシアがウクライナ東部で親ロシア派が実効支配する地域の独立を承認。これを受けてバイデン米政権も経済制裁を発動すると発表し、ウクライナ情勢を巡る懸念が一段と強まった。ロシアの株価指数RTSは-13.2%と急落し、ドイツのDAXやフランスのCAC40も-2%と軟調。本日の東京株式市場はこうした流れを引き継いだ。
個人・外国人といった純投資家が取引主体のため、市場センチメントの影響を受けやすい面もある。特に個人投資家は過去の市場動向を見ても地政学リスクに敏感であることがわかる。
フェローテクやシンバイオが売られた。一方、シーズメンやジーダットは買われた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で244億円、売買高は4121万株。値上がり銘柄数は135、値下がり銘柄数は405となった。
個別では、安江工務店、シンクレイヤ、太洋基礎工業、セーラー広告、fonfunなど48銘柄が昨年来安値を更新。フィスコ、日邦産業、シンバイオ製薬、ウルトラファブリックス・ホールディングス、グローム・ホールディングスが売られた。
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