続落スタート、前週末の米国株安で

【寄り付き概況】

週明け20日午前の東京株式市場は、前週末の米国株安を映して売りが先行した。日経平均株価は前営業日比220円22銭安の2万8325円46銭と続落して始まった。
 
前週末の米国株市場ではNYダウが530ドルあまりの急落をみせており、東京株式市場でもリスク回避の売りに押される展開で始まった。
米国株市場では新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大に対する懸念や、世界的に中央銀行が金融正常化に向けた動きを強めていることで、流動性相場が変調をきたすことへの警戒感が強い。足もとは米国株の下落を受けリスクを取りにくい環境にある。
ただ、ナスダック総合株価指数の下げは小幅にとどまるなどハイテク系グロース株は相対的に強さを発揮していたこともあり、東京株式市場でも半導体関連株などに買い戻しが入り、全体相場を支える可能性があるだろう。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=113円台の半ば(前週末17日は1ドル=113円65-67銭)、1ユーロ=127円台の半ば(同128円62-66銭)で取引されている。

 
日経平均は前週末に500円超下げていたため、自律反発狙いの買いでやや下げ渋る場面もあった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落している。
 
個別では、日立建機やIHIが売られている。ジェイテクトやGSユアサも下落している。半面、オリンパスやNECが高い。任天堂やコナミHDが堅調に推移している。

 

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