日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比63円53銭(1.65%)安い3792円23銭と、5月17日(3779円52銭)以来7カ月ぶりの安値となった。
ジャスダック市場は終日軟調な展開となった。
市場の時価総額上位銘柄の多くが下落、一部の半導体関連株も軟調に推移したことがジャスダック平均の下落要因になった。
軟調なアジア市況や時間外の米株価指数先物を受けて日経平均株価が前引けにかけて急速に下げ幅を拡大するとジャスダック平均も連れ安に。後場でも下げ幅を拡げる展開が続き、安値引けとなった。
値上がり銘柄数は111(スタンダード104、グロース7)、値下り銘柄数は498(スタンダード474、グロース24)、変わらずは47(スタンダード41、グロース6)。
ジャスダック市場の売買代金は概算で661億円、売買高は7402万株。
個別では、アミタHDの下げがきつく、高度紙、フルヤ金属、フェローテックも安い。マクドナルドは小幅安。時価総額上位銘柄では、ハーモニックが7%安、ウエストHDやアンビスなども軟調に推移した。値下り率上位には、ANAP、壽屋などが顔を出した。
半面、前週末から買い優勢の展開が続いているSIホールディングスが17%高のストップ高に、重要インフラ事業者にサイバー防衛義務づけと報じられてサイバーセキュリティー関連として物色が向かったセキュアヴェイルが12%高となった。値上がり率上位には、アピリッツ、トミタ、3Dマトリクスなどが顔を出した。
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