マザーズ指数は続伸、値ごろ感からの買い

東証マザーズ指数は前日比33.52ポイント高の998.60ポイントと続伸した。
個人投資家の買いに支えられ、マザーズ銘柄中心に堅調な展開となった。年初来安値圏で推移してきたが、売り需要の一巡を期待した買いが先行し始めている。
マザーズ指数は週初に年初来安値を付けており、値頃感から買われる銘柄は少なくなかったとみられる。この日、マザーズに6銘柄が新規上場したことも「新興市場に個人の関心を向かわせた」とされる。初値が公開価格を上回ったのは6銘柄中2銘柄だったが、初値形成後に持ち直す銘柄もあり、「望ましいIPOの姿になっている」という。
値上がり銘柄数は325、値下がり銘柄数は69となった。
 
22日に東証マザーズ市場に新規上場した6銘柄はいずれも前場で売買が成立した。公開価格を23%下回る990円で初値を付けたフィナHD(4419)は、午後も売り注文が膨らみ制限値幅の下限(ストップ安水準)にあたる初値比15.2%安の840円で配分された。
 
サインド(4256)、ザクー(4255)、サクシード(9256)、網屋(4258)も初値を下回って終えた。上場2日目のラバブルMG(9254)も売買が成立。午後は売り気配が続きストップ安水準で配分された。
 
一方、RJ(9522)は制限値幅の上限(ストップ高水準)にあたる初値比24.1%高で配分された。
 
 
個別ではフレクト、JDSC、HYUGA PRIMARY CARE、アシロ、リニューアブル・ジャパンがストップ高。Macbee Planetは一時ストップ高と値を飛ばした。ワンキャリア、リファインバースグループなど4銘柄は年初来高値を更新。くふうカンパニー、リベロ、I-ne、エーアイ、ディー・ディー・エスが買われた。
 
一方、THECOO、Finatextホールディングス、ラバブルマーケティンググループがストップ安。インタースペース、イオレ、富士山マガジンサービス、シェアリングテクノロジー、フィーチャなど24銘柄は年初来安値を更新。和心、リアルワールド、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、ドラフト、キャンバスが売られた。

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