マザーズ指数は3日ぶり反落、損失確定売り

東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比5.03ポイント安い993.57だった。年末が近づくなか確定申告を意識した損益通算の節税目的の損失確定売りが重荷だった。今年株価が振るわなかったHENNGEやマクアケの下げが目立った。朝方は米ハイテク株高を好感し、1週間ぶりに1000を上回る場面があった。
メルカリ、フリーが下げた。一方、ステムリム、エネチェンジが上げた。
値上がり銘柄数は147、値下がり銘柄数は237となった。
 
今週のIPO(新規株式公開)ラッシュは、有力スタートアップとして注目されたFinatext(22日上場)やエクサウィザーズ(本日上場)が公開価格割れスタートとなるなど、全体として厳しい船出を強いられた感はある。ただ、11月後半から人気マザーズ銘柄が相次ぎ急落し、個人投資家の資金余力低下が鮮明となっていただけに、IPOラッシュ進展による市場への資金還流の影響は大きいだろう。
 
個別では、エムビーエス、インタースペース、イオレ、フルッタフルッタ、ファンデリーなど21銘柄が年初来安値を更新。ラバブルマーケティンググループ、リニューアブル・ジャパン、くふうカンパニー、キャンバス、アールプランナーが売られた。
 
一方、Finatextホールディングス、YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRがストップ高。ジィ・シィ企画、HYUGA PRIMARY CAREは一時ストップ高と値を飛ばした。網屋、JDSC、バーチャレクス・ホールディングス、リファインバースグループなど5銘柄は年初来高値を更新。アスタリスク、ENECHANGE、ステムリム、ステラファーマ、テックポイント・インクが買われた。
 
きょう上場した4銘柄すべて初値を付けた。ハイブリッド(4260)と三和油化工業(4125)は公開価格を上回る一方、エクサWiz(4259)とクルーバー(7134)は公開価格を下回った。

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