28日の日経平均株価は3日ぶりに反発した。392円70銭高の2万9069円16銭(出来高概算9億5000万株)と16日以来約2週間ぶりに2万9000円を回復して取引を終えた。日米での経済指標の改善を背景に景気回復への期待感から買い先行スタート。
為替も1ドル=114円台後半まで円安が進んだこともあり、輸出関連株を中心に値を上げる銘柄が増加し、一時2万9121円01銭まで上げ幅を広げた。
ただ、心理的な節目を突破したことに伴う達成感や時間外取引での米国株価指数先物安もあり、買い一巡後は上値の重い展開だった。
本日が12月の権利取り最終日で、あすは実質1月相場入りとなる。相場の雰囲気が良くなり実需買いも期待できる中、日経平均が2万9000円より上で値を固めることができるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(28日現在)
29935.43 ボリンジャー:+2σ(13週)
29871.74 ボリンジャー:+3σ(25日)
29606.26 ボリンジャー:+1σ(26週)
29424.81 ボリンジャー:+2σ(25日)
29406.14 ボリンジャー:+1σ(13週)
29358.62 均衡表雲上限(日足)
29069.16 ★日経平均株価28日終値
29057.71 75日移動平均線
29044.70 均衡表雲下限(日足)
28977.88 ボリンジャー:+1σ(25日)
28876.84 13週移動平均線
28875.30 均衡表基準線(週足)
28831.17 200日移動平均線
28792.50 均衡表雲上限(週足)
28774.77 均衡表転換線(週足)
28734.40 6日移動平均線
28697.55 均衡表基準線(日足)
28679.06 26週移動平均線
28530.95 25日移動平均線
ローソク足はマド空けを伴って上昇。200日移動平均線を上放れ、節目の29000円も上回った。一目均衡表では終値が雲下限を突破して三役逆転を解消し、転換線がわずかに上向いて上昇圧力の強まりを窺わせた。本日終値比横ばいなら来年1月4日の大発会で遅行線の強気シグナル発生が始まることになり、チャート形状の強気転換が期待される。
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