【寄り付き概況】
29日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比73円43銭安の2万8995円73銭と2万9000円を下回った。
前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開となり、NYダウは5日続伸となる一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反落した。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株は重症化しにくいとの見方が広がるなか、景気敏感株が買われたが、半導体セクターなどに売りが目立ち全体指数の上値を重くした。
東京株式市場では前日に日経平均が400円近い上昇を示しフシ目の2万9000円台を回復したが、225先物主導でやや行き過ぎに買われた感もあり、きょうは目先利益確定の売りが上値を押さえそうだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに一進一退。
連日で上場来高値を更新していた東エレク株など半導体関連株には売りが先行している。
個別では、Jフロントが大幅上昇。三越伊勢丹、高島屋も高い。ANAHDも買われている。一方、レーザーテクが軟調。AGC、JTが売られている。
