マザーズ指数は続伸、IPO実施銘柄に資金

東証マザーズ指数も小幅続伸。終値は前日比7.83ポイント(0.79%)高い997.82だった。一時は節目の1000を上回った。
前日で損出し売りが一巡し実質的に新年度相場入りとなった東京株式市場では、直近軟調のマザーズ銘柄に買いが先行し、年初来安値圏にあるマザーズ指数は堅調スタート。しかし、取引開始後間もなくして1003.30ポイントとこの日の高値まで買われると、その後は騰勢が一服した。手掛かり材料難となるなか、現物株市場では引き続き指数インパクトのない直近の新規株式公開(IPO)銘柄を中心とした物色が主体となり、マザーズ指数はもみ合いが続いた。
フロンテオが買われた。アジアQやセキュアなど直近にIPOを実施した銘柄にも資金が向かった。半面、メルカリやPアンチエイは下げた。
 
マザーズでは引き続き上場から日が浅い銘柄が売買代金上位に並んだ。ただ、この日上場したIGSは「商いが膨らんだ割に、公開価格からの上振れ幅は広がらなかった」という。12月は新規株式公開(IPO)の件数が多かった上、「今年は相場の動きが荒く、懐が傷んだ個人は少なくなかっただろう」とされ、直近IPO銘柄も選別されている。
売買代金は概算で1731.17億円。騰落数は、値上がり308銘柄、値下がり102銘柄、変わらず7銘柄となった。
 
きょうマザーズに上場したIGSは9時33分に公募・売り出し価格(公開価格、1720円)を282円(16.4%)上回る2002円で初値を付けた。終値は1801円と初値を201円(10.0%)下回った。
 
個別では、HYUGA PRIMARY CARE、エフ・コードがストップ高。サスメド、セキュアは一時ストップ高と値を飛ばした。日本アセットマーケティング、Green Earth Instituteなど6銘柄は年初来高値を更新。アジアクエスト、コパ・コーポレーション、Birdman、UUUM、フィーチャが買われた。
 
一方、リボミック、フィードフォースグループがストップ安。Green Earth Instituteは一時ストップ安と急落した。網屋、ニフティライフスタイル、ビープラッツ、フレクト、True Dataなど15銘柄は年初来安値を更新。ハイブリッドテクノロジーズ、CS-C、ラバブルマーケティンググループ、サイエンスアーツ、アスタリスクが売られた。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次