日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。終値は前日比13円44銭(0.35%)高い3858円53銭だった。この日は個人投資家などの循環物色が小型株に向かい、新興企業市場は堅調な展開となった。東証1部の主力銘柄が軟調に推移し、値動きの軽い中小型株に関心が向かった。年末の新規株式公開(IPO)ラッシュが一巡し、目先の需給悪化懸念が後退したことも追い風となった。
国内自動車大手の自動運転を巡る報道をきっかけに関連銘柄のアイサンテクが買われた。一方、株主優待の権利落ち日を迎えたマクドナルドは下げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で730億円、売買高は6644万株だった。
値上がり銘柄数は472、値下がり銘柄数は151となった。
個別では、アイサンテクノロジー、スリー・ディー・マトリックスがストップ高。大本組、イオン九州、佐藤食品工業、イメージ情報開発、田中化学研究所など10銘柄は年初来高値を更新。太洋物産、出前館、AKIBAホールディングス、ネクスグループ、リプロセルが買われた。
一方、アミタホールディングスがストップ安。ソフトフロントホールディングス、アルテ サロン ホールディングス、イーサポートリンク、グッドライフカンパニー、フジタコーポレーションなど20銘柄は年初来安値を更新。中野冷機、共同ピーアール、光ビジネスフォーム、山田債権回収管理総合事務所、ウェッジホールディングスが売られた。
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