4日の大発会の日経平均株価が3日ぶりに大幅反発。終値は前年末比510円高の2万9301円で、昨年11月25日以来の高値となった。
大発会から幸先の良いスタートを切る形で日経平均は2万9000円台を回復。最高値を更新する米国株にけん引されて一気に上値のフシを抜いてきた。
2025年にも、次世代車の加速や安全制御機能などを一括で動かす頭脳にあたる基本的な車載ソフトウエアを実用化すると伝わったトヨタが上場来高値を更新したことも相場に好影響を与えていた。
主力株へ大口の資金が新年から入ってきていることも投資家心理を明るくさせている。上げ相場再スタートといった状態だった。
日経平均はあっさり3万円台を回復しても不思議ではない。トヨタの本日の出来高は4307万株で、大納会(2021/12/30)の1401万株との比較では3倍近く増えた。ソニーGも倍近くとなっている。きょう値動きが良かった主力大型株が、大発会の1日だけにとどまらず、この先も活況な売買が続くかという点を注視しておきたい。
あす5日の日経平均株価は、堅調展開か。
4日大発会の日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反発し、2万9301円(前営業日比510円高)引けだった。3日の米国株式市場で主要3指数が上伸した流れを受け、買い優勢となった。円安・ドル高も後押しし、上げ幅は一時530円を超えた。
チャート上では、心理的なフシ目となる2万9000円台を回復しただけでなく、52週線(2万8866円)、13週線(2万8951円)、75日線(2万9006円)、日足一目均衡表上の「雲」上限(2万9250円)など上値抵抗ポイントをことごとく突破し、基調の強さを改めて印象付けた格好だ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
30560.88 ボリンジャー:+2σ(26週)
30401.23 ボリンジャー:+3σ(13週)
29918.11 ボリンジャー:+2σ(13週)
29738.91 ボリンジャー:+3σ(25日)
29640.82 ボリンジャー:+1σ(26週)
29434.99 ボリンジャー:+1σ(13週)
29328.88 ボリンジャー:+2σ(25日)
29301.79 ★日経平均株価4日終値
29250.01 均衡表雲上限(日足)
29044.70 均衡表雲下限(日足)
29006.55 75日移動平均線
28951.87 13週移動平均線
28921.43 6日移動平均線
28918.85 ボリンジャー:+1σ(25日)
28875.30 均衡表基準線(週足)
28860.62 新値三本足陰転値
28829.79 200日移動平均線
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