マザーズ指数は4日続落、投資家心理が弱気

 
東証マザーズ指数は大幅に4日続落した。終値は前日比45.74ポイント(4.93%)安い881.95と、2020年5月以来、約1年8カ月ぶりの安値を付けた。
5日の米ハイテク株安で投資家心理が弱気に傾き、グロース(成長)株が多いマザーズ銘柄に売りが波及した。昨年12月の新規株式公開(IPO)ラッシュに伴う需給悪化を受けた売りも続いた。急落した銘柄が多く、信用取引の追加証拠金(追い証)差し入れを回避するための売りも出たとみられる。
メルカリやビジョナルなど時価総額の上位銘柄が売られた。新型コロナウイルスの感染拡大による貸会議室の利用低迷への懸念からTKPも下落した。一方、GEIやステラファが上昇した。
市場では「マザーズ銘柄に信用買いを入れた個人の多くが損失を抱えており、持ち高解消を迫られている」との声が聞かれた。
売買代金は概算で1735.26億円。騰落数は、値上がり46銘柄、値下がり363銘柄、変わらず10銘柄となった。
 
個別では、エフ・コードが一時ストップ安と急落した。ケアネット、総医研ホールディングス、フルッタフルッタ、ジェイフロンティア、ファンデリーなど118銘柄は昨年来安値を更新。ツクルバ、コマースOneホールディングス、インティメート・マージャー、エスユーエス、Kudanが売られた。
 
 一方、サイエンスアーツ、JMC、GRCSがストップ高。フレクト、CS-C、ハイブリッドテクノロジーズ、Green Earth Institute、ニフティライフスタイルが買われた。

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