6日の日経平均株価は、前日比844円29銭安の2万8487円87銭と大幅に3日ぶり反落して取引を終了し、安値引けとなった。800円を超える下げは、昨年6月21日(953円15銭安)以来、約半年ぶり。
日経平均株価の終値(28487円)、25日線(28577円、6日時点、以下同じ)や2万8500円を割り込んだ。一方、TOPIX(終値:1997p)は、2000pは割り込んだものの、25日線(1982p)より上で推移している。TOPIXが25日線割れを回避して週を終えることができるかに注目したい。
市場では「米金利の上昇で、割高感が意識されたハイテク株が売られた流れが東京市場にも波及した」との見方があった。
7日の日経平均株価は、弱含みの展開が続きそう。
きょう大幅下落した反動から買いが期待されるものの、手がかり材料難から積極的な買いは期待しづらい。
週末要因、成人の日の祝日で3連休となることも重なり、見送りムードが強まりそう。また、ポジション調整売りが強まることも警戒される。
きょうの後場の一段安に関しては国内のコロナ感染拡大が要因と思われるだけに、あすも警戒ムードの強い1日となるだろう。
市場では「25日や75日の移動平均線を割り込んだことで、投資家心理の悪化が心配」との声が聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
29044.70 均衡表雲上限(日足)
28989.28 ボリンジャー:+1σ(25日)
28981.60 6日移動平均線
28961.73 75日移動平均線
28938.02 均衡表転換線(日足)
28889.26 13週移動平均線
28877.30 均衡表雲下限(日足)
28875.30 均衡表基準線(週足)
28821.47 200日移動平均線
28774.77 均衡表転換線(週足)
28749.95 均衡表雲上限(週足)
28689.44 26週移動平均線
28577.39 25日移動平均線
28488.39 均衡表基準線(日足)
28487.87 ★日経平均株価6日終値
28402.82 ボリンジャー:-1σ(13週)
28165.51 ボリンジャー:-1σ(25日)
27916.37 ボリンジャー:-2σ(13週)
27775.85 ボリンジャー:-1σ(26週)
27753.62 ボリンジャー:-2σ(25日)
27429.93 ボリンジャー:-3σ(13週)
27341.74 ボリンジャー:-3σ(25日)
26862.26 ボリンジャー:-2σ(26週)
ローソク足は大陰線で下ヒゲのない「陰の大引け坊主」を示現。終値の25日移動平均線割れとともに急速な地合い悪化を窺わせた。一目均衡表では終値の雲下限割れで三役好転が昨日までの2日間で終了し、売り手優勢の形状に転じた。
ストキャスティクスの%Kが93.08%から一気に0.00%へ低下したことで短期的なリバウンドを期待できそうだが、本日終値はパラボリックの陰転値(本日28548.52円)を下回っており、調整長期化リスクにも留意が必要となろう。
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