日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前日比17円03銭高い4022円84銭ときょうの高値で終えた。東証1部の主力株の上値が重く、値動きの軽い中小型株が多い新興市場に関心が向かった。好材料の出た銘柄に資金が向かい、午後の取引終了にかけて上げ幅を拡大した。
日経平均がもみ合い展開となる中、決算発表が一巡し、12月のIPO(新規株式公開)ラッシュを控えたこの時期は新興株に物色の矛先が向きやすく、マザーズ市場の小型成長株・材料株の賑わいが顕著となり、ジャスダック市場にも買い気が波及した。本日もマザーズ市場中心の相場展開だったが、ジャスダック平均のローソク足は陽の大引け坊主を示現し買い優勢だったことが窺え、売買代金や出来高も好調に推移した。
シンバイオやウエストHDが買われた。一方、フェローテクやハーモニックは下げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で880億円、売買高は7610万株だった。値上がり銘柄数は311、値下がり銘柄数は289となった。
個別では、壽屋、セレスポがストップ高。シーズメン、アルファクス・フード・システム、ユークスは一時ストップ高と値を飛ばした。LAホールディングス、ZOA、エスイー、日本一ソフトウェア、Speeeなど18銘柄は年初来高値を更新。スターツ出版、トミタ電機、グローバルインフォメーション、Mipox、フジプレアムが買われた。
一方、イー・ロジットがストップ安。岩塚製菓、fonfun、ミューチュアル、ナフコ、ジェーソンなど34銘柄は年初来安値を更新。極東産機、ミアヘルサホールディングス、トミタ、カンセキ、ゲームカード・ジョイコホールディングスが売られた。
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