東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比0.11ポイント安い1175.62だった。午前は大型株に比べて値動きの軽い新興市場の中小型株に個人投資家の物色が向かって高く推移していたが、後場に入り下げに転じた。
取引開始直後に付けた1189.00ポイントを本日の高値に失速。朝方上昇して始まった日経平均が3万円手前で失速し早々にマイナスに転換したことも、投資家心理に影響した。
マザーズでは主力のメルカリが最高値を更新する上昇で指数をけん引した。ただ、徐々に売りが先行し、後場にはマイナスとなった。
市場では「決算シーズンを終え、手掛かり難とみる投資家もいたようだ」との指摘があった。アスタリスクやJTOWER、INCが下落した。半面、エネチェンジやフロンテオ、CCTが上昇した。
マザーズの売買代金は2259億円となり、2月以来の高水準。値上がり銘柄数は131、値下がり銘柄数は252となった。
個別では、ベルトラがストップ安。フルッタフルッタ、トラストホールディングス、パルマ、ソフトマックス、バリューデザインなど25銘柄は年初来安値を更新。ジモティー、Kaizen Platform、ビザスク、KIYOラーニング、くふうカンパニーが売られた。
一方、FRONTEO、リアルワールド、グローバルウェイ、リビン・テクノロジーズ、エスユーエスなど6銘柄がストップ高。夢展望は一時ストップ高と値を飛ばした。ユナイテッド、アズーム、霞ヶ関キャピタル、プラスアルファ・コンサルティング、ENECHANGEなど23銘柄は年初来高値を更新。コアコンセプト・テクノロジー、プロジェクトカンパニー、中村超硬、ニューラルポケット、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングスが買われた。
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