不安定さを残す相場展開か。

1日の日経平均株価が113円高と、前日の米株式市場の大幅安を打ち消し3日ぶりに反発した。前日までの3日間で日経平均株価は1600円強下落しており、25日移動平均ベースの騰落レシオも71.53%と売られ過ぎと言われる80%割れの水準となっていた。
 
時間外取引での米株価指数先物高が支えとなり、上げ幅は一時280円を超えた。ただ、買いは続かず、引けにかけては上値の重い動きとなった。相場反転で目先底打ちとの指摘もあるが、一部では、「上下の動きが激しく、トレンドは決めにくい」との声が聞かれた。
 
あす2日の日経平均株価は、不安定さを残す相場展開か。
新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン型」をめぐる動向をにらみつつ、引き続き株価指数先物の売買には注意が必要だ。新変異株については不明な点が多く、不透明感を引きずったままだ。来週10日にはメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えるが、先物・オプションの投資家が決済価格の水準を意識し、思惑的な売買が膨らみやすいとされ、外部要因によっては振らされる可能性もあるだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
 
29250.59  25日移動平均線
28967.30  75日移動平均線
28938.81  200日移動平均線
28875.30  均衡表雲上限(日足)
28875.30  均衡表基準線(週足)
28849.65  均衡表雲下限(日足)
28777.47  均衡表基準線(日足)
28711.10  26週移動平均線
28700.25  均衡表転換線(日足)
28696.70  ボリンジャー:-1σ(25日)
28627.28  均衡表転換線(週足)
28599.14  6日移動平均線
28589.58  均衡表雲上限(週足)
28457.76  ボリンジャー:-1σ(13週)
28142.81  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
27935.62  ★日経平均株価1日終値
 
27780.17  ボリンジャー:-1σ(26週)
27656.18  ボリンジャー:-2σ(13週)
27588.91  ボリンジャー:-3σ(25日)
26854.59  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
 
ローソク足は小陽線の胴体部分から上下にヒゲを出す「コマ」を描き、足元の株価水準での売り買い拮抗状態を示唆している。25日移動平均線や一目均衡表の基準線と転換線がそれぞれ下降を続けており、強い下落トレンドが窺える。
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次