東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比36.00ポイント安い1024.96だった。
一時は3.7%安まで下げ、取引時間中としては8月中旬以来およそ3カ月半ぶりの低水準を付けた。米国で新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の初の感染者が確認されたのをきっかけに、1日の米株式相場が下落。投資家心理が弱気に傾き、2日の東京株式市場でのマザーズ銘柄の下げにつながった。
12月に新規株式公開(IPO)が相次ぐため、換金売りが出ているとの指摘もあった。
日足チャートでは陰線が連続しており、チャート形状の悪化が著しい。本日は前引けにかけて3%を超える下落率となっている。
欧州やアジアを中心とした海外向けの公募増資を発表したチャットWが売られた。フロンテオも下落した。一方、エネチェンジやメドレックスは上昇した。
値上がり銘柄数は35、値下がり銘柄数は356となった。
個別では、エムビーエス、ジーエヌアイグループ、トライステージ、ASJ、海帆など97銘柄が年初来安値を更新。ポート、エスユーエス、GA technologies、プロジェクトカンパニー、Chatworkが売られた。
一方、サイエンスアーツ、ファンペップが一時ストップ高と値を飛ばした。ビーブレイクシステムズは年初来高値を更新。メドレックス、ENECHANGE、INCLUSIVE、セレンディップ・ホールディングス、Waqooが買われた。
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