続伸、米ダウ先物高を好感

【寄り付き概況】

6日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比40円39銭高の2万8069円96銭。下値の堅さを確認したとして、景気敏感銘柄の一部に買いが先行した
 
前週末に270円あまりの上昇で高値引けとなった日経平均だが、きょうは前週末の米国株市場でナスダック総合指数が300ポイント近い下げをみせたことを受けリスク回避ムードが予想されたが、足もとでは2万8000円台近辺で強弱観を対立させている。
 
米国ではインフレ警戒感が強く、足もと米10年債利回りは急速に低下基調にあるものの、FRBがテーパリング加速や利上げ前倒しに動くとの思惑が売りを誘発している。東京市場でも米国株市場の動向を横目に不安定な動きとなりやすい。きょう取引時間中はアジア株市場のほか、米株価指数先物の値動きに左右されそうだ。
 
強弱材料が混在する状況のなか、週末には先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることもあり、その後はマイナスに転じるなど方向感に欠ける展開になっている。 
 
売買代金上位では、川崎汽船、商船三井、日本郵船などが上昇する一方、レーザーテック、ソフトバンクG、ZHD、ベイカレントなどが下落している。

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