東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比22.68ポイント高い1062.58だった。
同指数が続伸するのは11月12~16日以来3週間ぶり。
新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大への過度な懸念が後退し、7日の米株式相場が上昇した。これが投資家心理の支えになり、8日の新興市場でマザーズ銘柄の買いに波及した。個別に好材料が出た銘柄への買いも目立った。
新型コロナの飲み薬を開発するための助成金を得たと発表したそーせいが上昇した。提供するマーケティング支援システムに「ワクチン・検査パッケージ確認機能」を追加したと発表したシャノンも買われた。一方、エネチェンジやGRCSは下落した。
米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の急伸などを背景に、半導体関連など東証1部のハイテク株中心に物色が向かい、マザーズ銘柄への買い資金が分散された可能性がある。また、今後の新規株式公開(IPO)ラッシュを見据えた換金売りが上値を抑えたもよう。
売買代金は概算で1872.98億円。騰落数は、値上がり260銘柄、値下がり120銘柄、変わらず16銘柄となった。
個別ではアールプランナー、ワンキャリア、リビン・テクノロジーズ、イーエムネットジャパンがストップ高。アプリックス、ナレッジスイート、サイエンスアーツ、Delta-Fly Pharmaは一時ストップ高と値を飛ばした。リボミックなど4銘柄は年初来高値を更新。リベロ、夢展望、ケアネット、シャノン、データホライゾンが買われた。
一方、グローバルウェイがストップ安。コラボス、Photosynth、VALUENEX、global bridge HOLDINGSは年初来安値を更新。タスキ、アスタリスク、メドレックス、GRCS、INCLUSIVEが売られた。
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