12月1日の日経平均株価は売り先行後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7500円-2万8000円を想定。
NYダウ平均は652ドル安の34483ドルで取引を終えた。新型コロナ変異型への警戒が下押し材料となった上に、パウエルFRB着長の議会証言が警戒売りを誘った。
米国株安を嫌気した売りに押されると予想する。米国株の下げ度合いの割には落ち着いたスタートにはなるとみるが、反転材料には乏しい中、売り圧力の強い地合いが続くだろう。
きのう11月30日の日経平均株価は朝高後に下げ転換し、大幅に3日続落となった。上値の重さが意識されるなか、新型コロナ変異型オミクロン型の感染者が国内で初めて確認されるなど、先行き不透明感が強く、手控えムードが広がりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半(11月30日は113円18-19銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同128円21-25銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比205円高の2万7675円だった。
【好材料銘柄】
■キーウェアソリューションズ <3799>
JR東日本情報システムと資本業務提携。
■日本精線 <5659>
大同特殊鋼 <5471> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、保有株を過半数まで引き上げることを目指す。TOB価格は1株5300円で30日終値を21.1%上回る水準。買い付け期間は12月1日から22年1月18日まで。
■シライ電子工業 <6658>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.43%にあたる20万株(金額で6000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月1日から22年3月31日まで。
■ダイビル <8806>
商船三井 <9104> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2200円で30日終値を50.2%上回る水準。買い付け期間は12月1日から22年1月18日まで。
■宇徳 <9358>
商船三井 <9104> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株725円で30日終値を40.5%上回る水準。買い付け期間は12月1日から22年1月18日まで。
■パソナグループ <2168>
上期経常を一転11%増益に上方修正・最高益更新へ。
■ファンドクリエーショングループ <3266>
今期経常を2倍上方修正。
■ジェイ・エス・ビー <3480>
前期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。
■国際チャート <3956>
親会社のナカバヤシ <7987> が株式交換で完全子会社化する。22年3月1日付で同社株1株に対し、ナカバヤシ株0.62株を割り当てる。
■スリー・ディー・マトリックス <7777>
吸収性局所止血材「ピュアスタット」が12月1日から保険適用開始。
【主な経済指標・スケジュール】
1(水)
【国内】
7-9月期法人企業統計(8:50)
11月新車販売台数(14:00)
11月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
伊藤園
【海外】
中国11月財新製造業PMI(10:45)
米11月ADP全米雇用リポート(22:15)
米11月ISM製造業景気指数(12/2 0:00)
ベージュブック
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
