2日の日経平均は先行き不透明感から軟調展開となり反落する公算が大きいだろう。
日経平均株価の予想レンジは、2万7300円-2万7600円を想定する。
NYダウ平均は461ドル安の34022ドルで取引を終えた。押し目買いが優勢で、上げ幅を500ドル超に広げる場面もあった。しかし、米国で「オミクロン型」の初の感染者が確認されたことが伝わると失速。マイナス圏に転じると下げ幅を広げ、安値圏で取引を終えた。
日経平均株価はきのう1日、3日ぶりに反発したものの、上値の重い動きだった。現地1日の米国株式が続落したこともあり、売り優勢のスタートとなろう。値動きの荒い展開が続いていることもあり、手控えムードが広がり、落ち着きどころを探る場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半(1日は113円41-43銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の半ば(同128円61-65銭)と円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比760円安の2万7420円だった。
【好材料銘柄】
■アドウェイズ <2489>
発行済み株式数(自社株を除く)の14.29%にあたる600万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月10日から22年5月9日まで。
■アクロディア <3823>
NFTマーケットプレイスシステムに出品されるNFT商品の販売業務推進の一環として株式会社世界と業務提携。
■Aiming <3911>
UUUM <3990>子会社のLiTMUSとオンラインゲームを制作・運営する共同事業契約を締結。
■ステムリム <4599>
レダセムチド(HMGB1ペプチド)に関する変形性膝関節症を対象とした医師主導治験で患者の組み入れが完了。計画通りの進捗。
■Gunosy <6047>
デジタルクレジットカードサービスを提供するインド・GaragePreneurs Internetの強制転換条項付優先株式を取得。GaragePreneursはGunosyの持ち分法適用関連会社となる見込み。
■小森コーポレーション <6349>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.67%にあたる150万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月2日から22年6月30日まで。取得した自己株は全て消却する予定。
【主な経済指標・スケジュール】
2(木)
【国内】
11月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
ラクーンHD
【海外】
OPECプラス会合
《米決算発表》
ダラー・ゼネラル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
