東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比18.65ポイント高い1135.86だった。菅義偉首相の退陣表明を経て個人投資家の心理も上向き、新興企業市場は堅調な展開となった。
メルカリやサイバダイン、弁護士COMが上昇した。一方、アイドマHDやツクルバ、Appierが下落した。
前場中盤までは、225先物などの買い戻しで踏み上げ的な展開になった東証1部に比べてマザーズやジャスダックの上げ足は鈍かった。しかし、日本株全体が底上げされる中、新興市場でも徐々に買いが強まった。「米国の金利低下はグロース株の多いマザーズの追い風になった」との指摘もあった。
値上がり銘柄数は228、値下がり銘柄数は134となった。
個別ではキャリア、松屋アールアンドディ、和心がストップ高。ニューラルポケットは一時ストップ高と値を飛ばした。FRONTEO、グローバルウェイ、パワーソリューションズ、JMDC、ビザスクなど8銘柄は年初来高値を更新。クラウドワークス、交換できるくん、ENECHANGE、ステラファーマ、フォースタートアップスが買われた。
一方、シイエヌエス、ホープが年初来安値を更新。モビルス、SERIOホールディングス、ブロードマインド、ツクルバ、メディア総研が売られた。
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