マザーズ指数は4日ぶり反発、旅行関連に買い

東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比7.18ポイント高い1127.62だった。米長期金利の上昇一服を受け、国内の新興市場でも成長株の一角に買いが入った。
午前に発表された中国の景気指標が同国経済の先行き懸念を強める内容だったことから、日経平均が一時下げ幅を拡大し、マザーズ指数も弱含む場面があった。もっとも、国内はきょうで新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言などが解除されるとあって、市場では「旅行関連などの経済再開に関する銘柄への物色が支援材料となった」との指摘があった。メルカリやJMDC、アドベンチャーが上昇した。半面、PアンチエイやITbook、弁護士COMが下落した。
 
値上がり銘柄数は153、値下がり銘柄数は213となった。
 
30日に東証マザーズに新規上場したアスタリスクは公開価格(3300円)を上回る5760円で初値を付け、6310円で取引を終えた。売買代金はマザーズ市場のランキングで1位だった。
 
個別ではMRT、インバウンドテック、和心がストップ高。データホライゾン、GMOフィナンシャルゲート、セーフィー、スペースマーケット、アドベンチャーなど10銘柄は年初来高値を更新。旅工房、識学、クックビズ、トゥエンティーフォーセブン、HANATOUR JAPANが買われた。
 
 一方、ジィ・シィ企画がストップ安。インタースペース、クリーマ、ジーネクスト、コアコンセプト・テクノロジー、バンク・オブ・イノベーションなど11銘柄は年初来安値を更新。フィードフォースグループ、グローバルウェイ、ハイアス・アンド・カンパニー、みらいワークス、ディジタルメディアプロフェッショナルが売られた。

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